本日の検証案件は、毎日3万円が稼げる「SONIC(ソニック)」という超即金型アプリです。
「証券会社公認」を掲げるアプリとは、一体どんなものでしょうか。
SONIC(ソニック)セールスコピー
まずは、セールスページから気になるコピーをいくつか拾ってみます。
引用元:https://sonic-team-e.com/lp/lp3h/
- 毎日3万円
- 最短1秒後に利益が発生する証券会社公認の超即金型アプリ登場
- SONIC無料モニター募集
- 完全無料(0円)でご招待いたします
- スタートボタンをワンタップただそれだけで1秒毎に利益が膨らむ最新の完全自動トレードアプリ。
- ボタン1つでシンプルな操作なのでネットの取引に慣れていない方でも問題ありません
まったくの初心者でも、すぐにはじめられます
証券会社公認のアプリのモニター募集とのことです。
しかも1タップの簡単操作なので、ネットに疎い方も初心者もすぐにはじめられるのだとか。
証券会社公認と記載されていますが、具体的な証券会社名が示されていないため、この主張には疑いの余地があります。
また、モニター募集の完全無料をうたっていますが、後に隠れたコストや手数料が発生するケースが多くあるため注意が必要です。
初心者が簡単に利益を出せるというような表現も誇張された宣伝文句の可能性が高いです。
なぜなら、投資はリスクを伴い、事前の学習や理解がとても重要だからです。
これらの広告文は非常に魅力的に見えますが、現実味のない利益保証や過度に簡単といったような説明がされているため、注意して判断することが重要です
先に言っておきますが、最終的には無料ではありません。
SONIC(ソニック)サーバー・ドメイン情報から分かること
以下、2024年9月30日時点のサーバー、ドメイン情報です。
ドメイン | resonic-team-e.com |
サーバーIP | 18.160.181.93 |
ISP | Amazon.com, Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年9月1日 |
SSL証明書の種類 | Amazon |
ドメインが取得されたのは今月はじめですので、リリースされたばかりの新しい商材であることが分かりました。
SONIC(ソニック) 特定商取引法の表記
以下「特定商取引法に基づく表記」に記載されている項目です。
販売者名 | 株式会社ワンダーリアリティ |
代表取締役 | 岡村貴弘 |
所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号M412号 |
電話番号 | 06-4400-6358 |
セールスページの特商法に記載されているのは4項目のみ。
最終的な申し込みページの特商法に、価格や返品に関する記載が記されています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社ワンダーリアリティについて
販売会社である「株式会社ワンダーリアリティ」ですが、過去の検証案件でも取り上げています。
以下、国税庁のサイトからの情報です。
株式会社ワンダーリアリティ
・法人番号指定年月日 令和元年(2019年)11月1日
・法人番号 5010701038408
・本店又は主たる事務所の所在地 大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号M412号室
公式サイト(https://wonder-reality.com/)をみると、映像制作やWEBマーケティング等がメイン事業のようですが、1ページで構成された簡素なサイトのため、具体的な業務内容や実績を確認することはできません。
株式会社ワンダーリアリティの所在地について
特商法に表記された住所(大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号)をGoogleストリートビューで確認すると以下の建物が表示されます。
この北白石ビル4階が所在地になっていますが、ここにあるのは「電話代行大阪」という会社で、電話代行やバーチャルオフィス、住所貸しといったサービスを行っている会社ですので、この場所に会社の営業実態はありません。
さらに「株式会社ワンダーリアリティ」は、設立から2度の住所変更を行なっています。
東京都品川区東五反田2丁目9-1-2307
大阪府堺市北区新金岡町4丁6番23棟309号
大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号M412号室
現在のバーチャルオフィスへ移転する前は、大阪府の公営団地が会社住所となっていました。
基本、公営団地は事業主体の承認を得ない限り、事務所等を設置することは許されていません。
公営団地やバーチャルオフィスを所在地とする会社ですので、法人としての信頼度はかなり低いと考えられます。
大川智宏とは
超即金型アプリ「SONIC(ソニック)」の開発者は大川智宏という男性です。
金融系システム開発の専門家で、金融システムベンダーとして世界屈指の実力を持つ人物らしいです。
ん?個人なのにベンダーなの?
一般的に、企業とか販売会社のことをベンダーと呼ぶよね?
そうだね
開発者とかプログラマーと名乗るなら分かるけど、個人でベンダーと名乗るのは違和感があるね
SONIC(ソニック)に登録してみた
セールスページで、メールアドレス・LINE登録した後、数日間にわたって動画を視聴し、最終的に申込みへと進む流れとなっています。
インタビューアーは大森淳弘
動画全編でインタビューアーを務めているのは、大森淳弘。
この人物については、当ブログを検索いただければ情報が出てきますので、気になる方はどうぞ。
大森敦弘は、自身も情報商材屋として商品を販売しているのですが、最近いろいろな動画に聞き手として登場しており忙しそうです。
最近では「REVERSE(リバース)」「LiNK(リンク)」「ADVANCE(アドバンス)」などでインタビュアーを務めていました。
ちなみに、これらの案件は共通点が非常に多いため、何らかの繋がりがあると考えられます。
第1話の動画にて、SONIC(ソニック)は、1,000円ではじめても複利運用で1ヶ月後には100万円を超えるとの説明があります。
さらに「証券会社公認」というワードが何度も出てきますが、最後まで証券会社の名前が明かされることはありません。
名前を出さないなんて、何の信憑性もないし
むしろ怪しい・・・
SONIC(ソニック)は、聞いたことのない投資だった
2話の動画では、ZOOMを使った利用者インタビューが収録されていますが、こういったインタビューはいくらでも捏造できます。
なぜなら、こういった動画に出演するサクラを集めることは難しいことではないからです。
クラウドソーシングサイトなどで、プロダクトローンチ動画への出演募集が出ていることは珍しいことではないのです。
さらに動画内で、SONIC(ソニック)は「合成インデックスチャートにおけるジャッジメントオプション投資」であると説明されます。
合成インデックチャートなんて、初めて聞くワードです。
なんでも、「株式・為替・仮想通貨など様々な投資市場の相場の集合体により形成された複合的なチャート」らしいのですが・・・
オリジナルのチャートってこと?
さらに不可解なのが「ジャッジメントオプション投資」です。
これは、SONICだけが証券会社から特別に許可されたルールだとされていますが、具体的なルールの説明はほとんどなく、曖昧で要点をつかめない説明が長々と続くだけです。
なぜこんなもので、投資システムと言えるのか・・・
SONIC(ソニック)の価格は
当初、無料モニター募集をうたっていたSONIC(ソニック)ですが、無料の話はどこへやら。
SONIC TEAM EXEというコミュニティに参加して、SONIC(ソニック)を受け取ることになるのですが、その参加価格は・・・
198,000円(税込)
この金額を支払って、本当に稼げるアプリを受け取ることができるなら問題ないでしょうが、アプリの存在すら怪しいのではないでしょうか。
参加申込ページに掲載された「推薦者の声」も、なかなかです。
「LiNKの山形直樹」「全自動10秒錬金ロボの荒本剛志」「神威の武田勇吾」「VICTORの坂井省吾」「ADVANCEの米澤蓮」「EVERの五十嵐レオン」「REVERSEの高柳大輔」「ワールドリユースシステムの将軍」という、逆にマイナスプロモーションでは?という面々です。
返金保証条件が矛盾している
申込みページの特商法には「返品について」の記載があります。
この表記にも矛盾やおかしな点があります。
【返金保証条件に関して】
ご参加から30日間の期間において、システムの動作確認環境を満たしている状態で、セットアップ代行サポートを3回利用しても、システムの導入が完了できない場合には、参加費用を全額返金いたします。【全額返金保証に関する注意事項】
・返金可能期間は役務提供期間終了後から7日以内に申請をしてください。
※役務提供期間中である12か月は全額返金保証対象外になります。
※運営者とのやり取り画像履歴や実践証拠履歴がわかる資料等を必ずご準備下さい。
※サポート期間中に退会をする旨を運営側に連絡した場合は返金対象外となります。
※分割支払いにて参加をした場合、ご自身での自主的な退会のため残金のお支払い義務は生じますので予めご了承下さいませ。
引用元:https://sonic-team-e.com/felaw/
【返金保証条件に関して】には「参加から最初の30日間でシステム導入できなければ、返金が受けられる」という条件が記されています。
一方で、【全額返金保証に関する注意事項】では、「返金可能期間は役務提供期間終了後から7日以内」と記されています。
また、「役務提供期間中である12か月は返金対象外」と明記されており、はじめの30日間でシステムが動かなくても、12ヶ月が経過しないと返金を求められないことになります。
さらに、【返金保証条件に関して】では、「セットアップ代行サポートを3回利用しても導入できない場合に返金」とされていますが、【全額返金保証に関する注意事項】には、「サポート期間中に退会を運営側に連絡した場合は返金対象外」と記載されています。
これにより、導入に失敗しても、サポート期間中に退会を申し出ると返金ができなくなるということになります。
返金の意思がないと取られてもおかしくない内容なのです。
SONIC(ソニック)の口コミ・レビュー
ドメインが取得されたばかりの新しいオファーですので、検索しても購入者の口コミなどは発見できませんでした。
リリースから1ヶ月未満ですが、すでに批判するレビューがヒットしますので、怪しいと感じている人が多いことが分かります。
SONIC(ソニック)の総評
管理人の意見としては、オススメしません。
投資内容も不明瞭、説明も要領を得ず、それらしい言葉を並べているだけです。
推薦者やインタビュアーが関わってきた商材も評判がよろしくないものばかりです。
コミュニティ参加費用を支払ったところで、思うような利益を得ることは難しいでしょうから、やめておいたほうが吉だと思います。
以上、「SONIC(ソニック)」についてでした。