本日、検証していくのは、たった1分で毎回4万円を何度も稼げる「REVERSE(リバース)」というトレードシステムです。
2タップするだけで毎回4万円が稼げ、しかも投資金100円で結果を出せるという時点で、怪しさしかありませんがとにかく深堀りしていきます。
REVERSE(リバース)セールスコピー
まずは、セールスページから気になるコピーをいくつか拾ってみます。
引用元:https://reverse-takayanagi.com/lp/lp1h/
- たった1日で毎回4万円を何度も、何度でも
- 1日1分で最高800万
- 最低投資金額100円
- REVERSEは1回1分。指1本で毎回4万円の収入を何度も連続して追求できます。
- 沢山の証拠がありますのでご安心ください。REVERSEはリリースに向けて5年の開発期間を経て数々の厳しい検証をクリアしてきました。
一見魅力的なワードが並んでいますが、景品表示法を無視したワードだらけですし、証拠として掲載されている画像なども信頼性の低いものばかりです。
例えば、ページ内では「短期増加率No1」「投資費用対効果No1」「資産増加速度No1」といったNo1表現が、どの期間でどのような基準でといった根拠や出典を記載しないまま使用されています。
これは、あきらかな不当表示で、景品表示法違反です。
証拠として掲載された口座残高の画像などもいくらでも捏造可能なので、証拠としての信頼度は高くありません。
投資商品を選ぶ際には、投資リスクを理解し、具体的な情報や信憑性のある実績があるかなどを確認して、慎重に判断する必要があります。
根拠もなく過剰に「No1」をアピールする商品は、リスクが高い場合が多いため注意すべきです。
「簡単に儲かる」「1日で大きな利益」という文句を使うものは要注意ですよ!
YouTubeの動画広告や他者からの推薦など複数の販路がある
こちらの商材もYouTube動画広告、情報商材販売者の推薦、アフィリエイターからの紹介など複数の販売チャネルで幅広くマーケティングを行っています。
上記は、ワールドリユースシステムなどの販売者である将軍(右側)による推薦動画のキャプチャです。
以前は加藤将軍と名乗っていましたが、現在は将軍とだけ名乗っています。
加藤将軍で検索するとかなりの批判レビューがヒットするので、検索避けのためかな?
様々な販路で顧客獲得を狙っていることが伺えますが、販売ページのHTMLソースを見ると、面白いことが分かります。
それは、Googleなどの検索エンジンにヒットしないように施策を行っていること。
より多くの人にアピールするために、検索エンジンで上位表示される施策を行うのが一般的ですが、「REVERSE(リバース)」は、なぜか検索結果に表示されないようになっており、不自然さを感じます。
キャッシュ保存(魚拓)を防ぐ対策が取られている可能性もありますが、いずれにせよ不自然です。
「人数を制限したいから」なんていう言い訳が返ってくるんじゃない
ありがちな回答だね
でも、手広く流入経路を作ってる割に、販売ページが検索エンジンにヒットしないようにするのは不思議だよね!
REVERSE(リバース)サーバー・ドメイン情報から分かること
以下、2024年9月14日時点のサーバー、ドメイン情報です。
ドメイン | reverse-takayanagi.com |
サーバーIP | 162.43.101.70 |
ISP | Xserver Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年8月13日 |
SSL証明書の種類 | Let’s Encrypt |
ドメインが取得されたのは1ヶ月前ですので、リリースされたばかりの新しい商材であることが分かりました。
さらに、このサーバーは、当ブログで紹介してきた複数の商材でも利用されているサーバーです。
栗田真一のBREAKER、荒本剛志の全自動10秒錬金ロボ、五十嵐レオンのEVER、松木慎也のSHARE、森川和義のROYALTY、坂井彰吾のVICTOR、武田勇吾の神威などといった商材のページが同じサーバー内に格納されています。
すべての商材は、サーバーだけではなく同じYouTubeチャンネルから動画を発信しています。
販売会社はそれぞれ異なりますが、これらには何らかのつながりがあるとみて間違いないでしょう。
ドメイン取得者は株式会社ライトニングプレミアム
さらにドメインの情報を調べてみると、ドメイン取得組織が「株式会社ライトニングプレミアム」であることが分かりました。
株式会社ライトニングプレミアムといえば、あの、坂本よしたかが代表を務めていた会社です。
推薦動画に登場する将軍(加藤将軍)もREVERSE(リバース)販売者の高柳大輔も、過去取り上げた商材で坂本よしたかと関係性が認められます。
ドメインの取得者が合同会社V.S.Lではなく株式会社ライトニングプレミアムであることから、「株式会社ライトニングプレミアム」が何らかの形で関与していることが推察されます。
管理人の主観として「株式会社ライトニングプレミアム」「坂本よしたか」との繋がりがうかがえる時点で、敬遠すべき商材であると感じます。
REVERSE(リバース) 特定商取引法の表記
以下「特定商取引法に基づく表記」に記載されている項目です。
販売者名 | 合同会社V.S.L |
代表取締役 | 高柳 卓馬 |
所在地 | 〒150-0045 東京都 渋谷区 神泉町10-15 |
電話番号 | 080-9330-3827 |
受付時間 | 12時〜17時(土日祝休み) |
法人であるにもかかわらず、連絡先として携帯電話番号を使用しています。
信頼できる法人は固定電話を使用することが多いため、信頼性に難ありです。
法人の連絡先が携帯電話番号のみである場合は、その企業の信頼性や事業内容について慎重に判断する必要があります。
セールスページの特商法に記載されているのは上記5項目のみ。
最終的な申し込みページには、より詳しい特商法が用意されています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
合同会社V.S.Lについて
販売会社である「合同会社V.S.L」について調べてみました。
合同会社V.S.L
・法人番号指定年月日 平成28年(2016年)2月4日
・法人番号 8030003008402
・本店又は主たる事務所の所在地 東京都渋谷区神泉町10-15
会社ホームページは発見できませんでした。
「合同会社V.S.L」は、過去に取り上げた「3分マネーアラート(LINE×ブックメーカー)」「Speed Sprinter」の販売会社となっていた会社です。
合同会社V.S.Lの所在地は?
特商法に表記された住所(東京都渋谷区神泉町10-15)をGoogleストリートビューで確認してみると、1Kの賃貸マンションが表示されます。
2022年12月28日に現住所へ所在地が変更されており、それ以前は個人宅の1軒家が会社所在地とされていました。
高柳大輔とは
REVERSEの開発者を名乗るのは、高柳大輔という人物です。
この人物、競馬で稼ぐSpeed Sprinter(スピードスプリンター)なる商材を昨年販売していましたが、検証の結果オススメできない商材としました。
なんとなく、REVERSEがギャンブルに関する商材なんじゃないかと想像できますね。
REVERSE(リバース)の動画を視聴してみた
セールスページで、メールアドレス・LINE登録した後は、3日にわたりREVERSE(リバース)の説明動画3本を視聴することになります。
聞き手として登場したのは大森淳弘
動画全編でメインの聞き手として登場するのは、大森淳弘。
検索してみれば一目瞭然なのですが、決して評判が良い人物とは言えません。
大森敦弘は、自身も情報商材屋として商品を販売していますが、ここ数年は商材動画内の聞き手として登場することが多い気がします。
REVERSE(リバース)は、競艇で稼ぐシステム
第2話の動画で、ZOOMを使った利用者インタビューがありますが、こういったインタビューもいくらでも捏造できるので、そのまま素直に内容を受け取るのは危険です。
なぜなら、こういった動画に出演するサクラを集めることは難しいことではないからです。
クラウドソーシングサイトなどで、プロダクトローンチ動画への出演募集が出ていることは珍しくありません。
2話の動画内で、REVERSE(リバース)が競艇(ボートレース)の予想によって稼ぐシステムであることが分かります。
個人的に競艇や競馬を投資と同じように捉えることには違和感を感じます。
競艇や競馬はギャンブルで、運の要素が大きいものです。
投資は、分析や計画に基づいて資産を増やす手法であり、長期的な視点でリターンを得ることを目指します。(もちろんリスクはあります)
ギャンブルは、短期的に一攫千金を狙う性質があるのでかなりハイリスクです。
ギャンブルを投資と言ってしまうのは、本質的な違いを理解していないか、ユーザーに誤解を与えて誘導する意図があると考えられます。
なぜかLINEに通知が来るシステム
2話で実践編としてREVERSE(リバース)を使用する様子があるのですが、なぜかシステムをダウンロードしたりアクセスするわけではなく、LINEの登録をさせられます。
なんと、このREVERSE(リバース)、LINEに予想の通知が来るだけで、広告にあった2タップとは、競艇(ボートレース)サイト(テレボート)で予想と掛け金をタップするという意味。
え?
LINEとテレボートを利用するのは、外部のサービス使ってるだけじゃん!
REVERSE(リバース)システムにアクセスするわけじゃないの??
これでは、本当にREVERSE(リバース)のシステム自体が存在するかどうかすら怪しくなってきます。
REVERSE(リバース)の価格は
REVERSE(リバース)を利用するには、REVERSE LAST CHANCE(リバース・ラストチャンス)と言う名のコミュニティに参加する必要があります。
その価格は一括払いの場合
198,000円(税込)
REVERSE(リバース)が優秀な予想システムであるなら、高い金額ではないかもしれませんが、システムの実力について信憑性のある証拠は提示されていません。
そもそも、システムが存在するかすらもよく分かりません。
返金条件に無理がある
申込みページの特商法には「返品について」の記載があります。
この表記にも矛盾やおかしな点があります。
【返金保証条件に関して】
ご参加から30日間の期間において、すべてのサポートを受けても1度も配信を受け取れず投資に至らなかった場合、参加費用を全額返金いたします。
なお、PCのスペックやPCのOSによる動作不具合、お客様のインターネット環境の影響により配信を受け取れない場合は対象外とさせていただきます。【全額返金保証に関する注意事項】
・返金可能期間は役務提供期間終了後から7日以内に申請をしてください。
※役務提供期間中である12カ月は全額返金保証対象外になります。
※運営者とのやり取り画像履歴や実践証拠履歴がわかる資料等を必ずご準備下さい。
※サポート期間中に退会をする旨を運営側に連絡した場合は返金対象外となります。
※分割支払いにて参加をした場合、ご自身での自主的な退会のため残金のお支払い義務は生じますので予めご了承下さいませ。
引用元:https://reverse-takayanagi.com/felaw/
返金保証期間が矛盾している
返金保証条件には「ご参加から30日間」と記載されていますが、全額返金保証の注意事項では「役務提供期間終了後から7日以内」と記されています。
役務提供期間は12か月となっているため、この条件には矛盾があります。
30日以内であれば返金可能と言っている一方で、12か月経過するまで返金保証は対象外となっていて、これでは返金する意思がないと思われても仕方ありません。
返金保証条件が不明瞭
返金保証条件に「PCのスペックやPCのOSによる動作不具合、お客様のインターネット環境の影響により配信を受け取れない場合は対象外」と記載されていますが、配信を受け取れない原因が、システム側の問題かユーザ環境の問題か明確に区別する基準はありません。
これでは、都合のいいように「あなたの環境の問題です」と言われてしまっても文句が言えない可能性があり、非常に不公平な条件です。
REVERSE(リバース)の口コミ・レビュー
1ヶ月前にドメインが取得されたばかりですので、検索しても購入者の口コミなどは発見できませんでした。
リリースから間もないですが、批判するレビューは数多くヒットしますので、怪しいと感じている人が多いことが分かります。
REVERSE(リバース)の総評
管理人の意見としては、オススメしません。
商材の内容だけでなく、同じサーバーに格納された商材や関わっている人物を見ても、NG商材と判断するには十分かと思います。
万が一、REVERSE(リバース)というシステムが本当に存在するとしても、ギャンブルを投資にすり替えてユーザーを勧誘する手法には賛成できません。
以上、「REVERSE(リバース)」についてでした。