本日取り上げるのは「ワールドリユースシステム」
なんでも、初心者が1回5分のスマホ作業で月30万円を狙えるんだとか。
しかも、物販なのに0円仕入れって、一体どんな仕組みでしょうか。
仕入れが0円?
ワールドリユースシステム セールスコピー
入口となるページは、複数存在しています。
こちらのページに記載されたコピーをピックアップしてみます。
引用元:https://worldreculb-official.com/lp/7/
- 「0円仕入れ」&「タダ同然仕入れ」
- +30万円以上の実績者多数!!
- 「ワールドリユースシステム」は希少性が高い為、受け取り人数は限定となっています
- ワールドリユースシステムは革命的だと断言できます。
- 売れる事がすでに解っていてその商品を「0円」または「タダ同然」で仕入れる事が出来たら・・・
「ワールドリユースシステム」は物販ですが、仕入れが0円もしくはタダ同然とのこと。
にわかには信じられない話ですが、どんな仕組みで物販を行うのでしょうか。
ワールドリユースシステムサーバー・ドメイン情報
以下、2023年10月22日時点のサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | worldreculb-official.com |
サーバーIP | 13.226.228.59 |
ISP | Amazon.com, Inc. |
ドメイン取得日 | 2023年8月25日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証(Amazon) |
サーバーはAmazonのクラウドサービス(AWS)を利用しています。
ドメインは、今年8月に取得されています。
上記ドメインのページでメール登録した後に案内されるのは、別ドメインページとなります。
ドメイン | lightn5.com |
サーバーIP | 18.66.112.84 |
ドメイン取得日 | 2022年12月8日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証(AWS Certificate) |
でました、このドメイン。
よく目にするドメインです。
同一ドメインのサイト
lightn5.comというドメインは、以下サイトでも使用されており、当ブログでも検証済みです。
ドメイン(lightn5.com)は、あの坂本よしたかと関わりがあると思われる人物たちの商材と同じドメインです。
「坂本よしたか」については「他力ヘブンズ」のページをどうぞ。
複数案件で共通しているのはドメインだけでなく、ページのデザインにも類似性が見られます。
このことから仲間同士で同じサーバー、同じデザインテンプレートを共有しているのではないかと考えられます。
特定商取引法の表記
会社名 | 株式会社Seven stud |
---|---|
会社代表者名 | 早川和成 |
電話連絡先 | 052-756-3733 |
会社住所 | 愛知県名古屋市名駅2丁目9–14 第15平松OFFICE3F |
入口となるセールスページの特商法に記載されているのは、上記項目と「個人情報について」のみ。
価格、返金返品、サポートに関する記載は一切ありません。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社Seven studとは?
国税庁のサイトによると「株式会社Seven stud」の法人番号指定は2017年12月となっています。
・法人番号指定年月日 平成29年(2017年)12月1日
・法人番号 3180001130288
(ホームページによると法人設立年は2017年1月)
以前のホームページでは、会社設立は2017年11月と記載されていましたが、新しくドメインを取得した現在のホームページには2017年1月と表記されています。(なぜ設立月を変更したんでしょうか?)
「株式会社Seven stud」は、以前取り上げた「LINE現金バズーカ」「AUTO-SELLマシーン」「月収100万円勝ち確定サイト」などの販売会社ですが、どの商材も稼げるとは思えないものばかりでした。
以前の社名は、株式会社BANKER6
「株式会社Seven stud」は、令和3年(2021年)10月に「株式会社BANKER6」から社名変更を行っています。
「株式会社BANKER6」について検索すると、数々の商材に関するページがヒットします。
どれも評判はよくないものばかり。
会社の評判が悪くなったり、隠したいことがあると、会社名や住所を変更することがありますが、BANKER6からSeven studへ社名変更を行ったのはどんな理由でしょうか。
URL、banker6.bizの2021年9月16日時点の魚拓と2021年12月17日時点のホームページ魚拓です。
同じアドレスで会社名の変更が行われていることが確認できます。
代表も下田隆から早川和成に変更になっているね。
株式会社Seven studの所在地は?
特商法に表記された住所(愛知県名古屋市名駅2丁目9–14 第15平松OFFICE3F)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらの3階が会社所在地となっています。
将軍(加藤将軍)とは?
「ワールドリユースシステム」の主催は「将軍」を名乗る人物です。
この人物、以前は「加藤将軍」と名乗っていましたが、なんで「加藤」を取っちゃたんでしょうね??
- 物販ビジネス歴10年以上。
- Amazon、クラファン、輸出、輸入などを全ての物販ビジネスをマスターし年商億超えを達成する。
- 自身で物販ビジネスで成功するだけでなく「稼がせるプロ」として多くの成功者を輩出。
上記プロフィールは、あくまでも自称です。
X(旧Twitter)のフォロワーは700未満と、月商1,000万円プレイヤー多数輩出している割には少なめです。
この将軍、もとい加藤将軍ですが、過去にも「クラウドファンディングビジネス」「パーフェクトライフプロジェクト」「100万円テンプレートNEO」「ミリオンテンプレート」「CIB 零百無双」などの商材を販売しており、どれもネット上の評判は芳しくありません。
当ブログで取り上げたいくつかの商材の動画内でも、インタビュアーを務めていたり、推薦人として登場しています。
また、あの「坂本よしたか」の「TBGC(トップバイヤーゴールデンクラブ)」では、講師を担当していました。
「坂本よしたか」といえば、数々の悪名高い商材を販売し、いくつかの案件については訴訟の動きも見られる人物です。
【潜入】ワールドリユースシステムのLINEに登録してみた
0円仕入れの理由を確認するために、メール・LINE登録を行うと、数日に渡り動画を視聴することになります。
関係のあると思われる商材と同じ流れだね。
いわゆるプロダクトローンチ手法ってやつね。
1話目の動画を視聴してみた
早速、送られてきたリンクをクリックして、1話目の動画を視聴してみました。
今回のナビゲーターは「白石正人」
この人物も、以前「ドミネーター」という物販用ツールを販売していましたが、こちらの評判もあまり良いものではありません。
現在は「フリマONE」という転売ツールを販売しているようです。
ちなみに「フリマONE」は動画内でも紹介されています。
「0円仕入れ」の真相ですが、ネット通販サイト等で返品された商品を仕入れることで、0円・タダ同然を実現しているとのこと。
なんでも本来廃棄されるほぼ新品の商品を仕入れるルートを確保することに成功したんだとか。
動画内に出てくるのは、事務所兼倉庫とのことですが、調べたところ
神奈川県伊勢原市東大竹1丁目13−4にあるブルーショア湘南NEOという物件の1階部分ですね。
推薦者が・・・
1話の最後には、ワールドリユースシステム推薦者が出演しているのですが、またこれが・・・
まず登場したのは、色んな意味で有名な「土屋ひろし」
高額塾や数々の情報商材を次から次へと販売しているような人物です。
検索すれば分かりますが、まぁ評判が良い人物ではありません。
その他にも、AI搭載即金ナビゲーターの渋谷和希、スピードスプリンターの高柳大輔、LINE現金バズーカのSUNNY、全自動インサイダーロボのNOBU、3分マネーアラートのRYU、全自動10秒錬金ロボ・リッチ量産プロジェクトの荒本剛志などが、続々登場。
その他にも、BlueEyesのオタケンや黒川こうき、最後には坂本よしたか御大も登場。
個人的に、これらの人物たちが推薦している時点で、絶対に購入しません。
稼ぐ方法は2パターン
「ワールドリユースシステム」が、返品された新古品を仕入れることで仕入れ価格を抑えられるということは分かりました。
そして、その商品の仕入れ方法は2パターン用意されているようです。
ZERO BOX (0円仕入れ委託販売)
1つ目のパターンは「ZERO BOX」
送料負担のみで商品を仕入れてフリマ等で販売。
売上の40%を運営側に支払います。
商品の販売を委託されるということですね。
商品の出品、梱包、発送、購入者とのやり取り等を請負、売上の40%を運営側に支払うという方法です。
さらにデポジットとして、3万円の預け入れが必要です。
R BOX(タダ同然の格安BOX仕入れ)
もう1つのパターンは「R BOX」
段ボールに詰め合わせされた商品を1万円、2万円、3万円などで仕入れて販売。
売上は全て自分のものになる方法です。
どちらの方法も、仕入れる商品内容を選ぶことは出来ません。
しかしながら、仕入れる商品内容によっては上手く利益が出せると思います。
問題は、「運営への売上金一部支払い、仕入れ料金の他に費用がかからないのか」「本当に売れる商品なのか」かどうかです。
明日20時からの申込み(笑
2話目の動画の最後には、「明日20時から申込み」という話になるわけですが、これもおかしな話なんですよね。
動画自体が公開されたのは2023年8月28日。
2ヶ月前から申込み募集していることになります。
LINEに登録する時期はバラバラで、登録者にはスケジュールに合わせて同じメッセージが自動配信される(ステップ配信)ことになっています。
同じ動画をバラバラのタイミングで視聴することになるので、「明日20時から申込み」はそれぞれのLINE登録時期によって異なります。
動画内でも「明日」と言っていて「日付」は言わないもんね。
2ヶ月目に公開された動画ですから、先着5名限定の特典(将軍式オーダメイド1on1コンサル)なんて枠があるとは思えませんよね?
すでに枠が埋まっているのに、あたかも枠があるように募集しているなら明らかな景品表示法違反です。
まぁ、そもそもそんな特典、はじめから存在していない可能性もありますが。
ワールドリユースシステム の料金は?
さて、「ワールドリユースシステム」にその他の費用が発生しないのかと言うと、そういうわけにもいきません。
まぁ、利用料として月々数千円の参加費を徴収されてもおかしいことではありません。
仕入れ料金が限りなく安いわけですし。
「ワールドリユースシステム」を始めるには「ワールドリユースクラブ」といったコミュニティに参加することになりますが、その費用は、申込みから4時間限定で59,800円(税込)のところ、一括払いで50,000円(税込)
これって、使用期間5年間となっていますが、サービスが5年続く保証はありませんし、5年以内で終了した場合の返金規約は、どこにも記載されていません。
50,000円で何回「ZERO BOX」の仕入れができるのかなども一切触れられていません。
そもそも、どれくらいの大きさの段ボールにどれくらいの商品(数・総額)が入っているのかも明らかにされていないので、売上をイメージすることが出来ません。
そして、フリマなどへの出品用ツールとして「フリマONE」を利用するわけですが、こちらのツール2ヶ月間は無料ですが、3か月目以降は月々5,980という費用が発生します。
仕入れる商品例を見せないのはなぜ?
動画内で、仕入れられる一部の商品(数点)を紹介していますが、なぜか仕入れできる「ZERO BOX」「R BOX」がどれくらいの大きさで、どれくらいの商品が入っているのかの説明がありません。
これって一番のキモだと思うんですよね。
魅力的な商品が沢山あることが分かれば、セールスポイントになるはずですよね。
なぜ見せないのでしょうか?
実際に納品されるBOXを見せてくれなければ、本当に売れる商品なのか判断のしようがありません。
これでは、「売れそうもない商品ばかりが入ったBOXなのでは?」と疑われても仕方がありません。
【ネタバレ】口コミやレビュー
商材についてネット検索してみましたが、参加者の口コミは発見できませんでした。
出品に使用する「フリマONE」については。Xにて以下のような口コミを発見しました。
フリマONE1ヶ月使ってみた感想 ・アプリが全体的に重い
引用元:https://twitter.com/
・値下げが多少楽にはなるが、全然自動値下げではない
・思ったより他サイトへの出品が楽になってない
結論 無料もしくは月500円位であれば使ってもいいが、5980円の価値はない様に感じました
良いという評判は特に見つからず。
検索しても、あまり口コミが見当たらないので、そもそも利用者が少ないのかもしれませんね。
月々5,980円支払うなら、もっとマシなツールありますしね。
ワールドリユースシステムの総評
管理人の意見としては、オススメできません。
動画に出演している推薦者の顔ぶれを見ただけで、この商材を購入しない理由として十分かと。
「ZERO BOX」だと売上の40%を運営に支払い+フリマONE利用料+仕入れ商品の送料+諸々必要経費、「R BOX」だとフリマONE利用料+仕入れ商品料+仕入れ商品の送料+諸々必要経費がかかります。
これだけの費用をペイできる商品が卸されるのか不明ですし、使えないツールに毎月6千円近く支払う必要もあります。
とにかく、このグループとは関わらないほうが良いというのが個人的意見です。
以上、「ワールドリユースシステム」についてでした。