本日は、以前取り上げた「ひまわりさんの教え」「スタートアップ・シークレット」を販売している松田豊の『マインドチェンジプログラム』についてまとめてみました。
特定商取引法の表記
販売業者名 | 日本福祉工学有限会社 |
販売責任者 | 松田豊 |
所在地 | 東京都大田区北千束1-58-7 大岡山第一ビル202 |
メールアドレス | master@yutaka-products.com |
電話番号 | 05054362522 |
販売価格 | 23,000円 |
ツッコミどころは所在地
昨年(令和3年7月30日)に会社所在地が八王子市に変更になっているのに古い住所のままですね。
ページ下にあるコピーライトは2022にしたのに、所在地表記を変更し忘れているのか、お粗末なミスです。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
日本福祉工学有限会社とは?
販売業者である「日本福祉工学有限会社」について調べてみました。
日本福祉工学有限会社の概要
国税庁法人番号公表サイトで調べたところ、「日本福祉工学有限会社」という会社の法人番号指定年月日は平成27年(2015年)10月5日となっています。
法人番号7011002034490
正しい事務所所在地の住所(東京都八王子市八幡町1番1号エリートビル八幡町802)をGoogleストリートビューで確認してみました。
こちらのエリートビル八幡町8Fが会社所在地のようです。
不動産ポータルサイトによると18㎡程度のワンルームで家賃は3.9〜4.5万ほどの物件です。
ちなみに特商法に記載している去年までの所在地がこちら
日本福祉工学有限会社のホームページは?
「日本福祉工学有限会社」のホームページ(https://wej-c.com/)がこちら。
活動報告、会社概要、事業経歴、お問合せのシンプル構成。
活動報告が2020年でストップ
「2021年に向けて、ツールとアプリを開発する予定です」という投稿を最後に活動報告がストップしています。
最近は特に活動していないんでしょうか。アプリの開発はどうなったんでしょう?
会社概要ページは更新されている
令和3年(2021年)7月に所在地変更。特商法とは異なりホームページは新しい住所が反映されています。
概要ページだけは更新しているようです。
ちなみに、アプリ開発についての活動報告を読んでみましたが、ものすごく薄っぺらいアプリ知識が述べられていて呆れてしまいました。
松田豊とは?
代表の松田豊ですが、個人のサイトも運営しています。
そのサイトがこちらの松田豊公式サイト(https://yutaka-matsuda.com/)
ちなみに2021年4月に活動名を松田悠玄にしたとのことで、松田悠玄公式サイト(https://yugen-m.com/)なるものも存在します。
この松田豊(松田悠玄)なる人物ですが、プロフィールによると
高校で登校拒否、フリーター、元月収13万円の工場派遣社員。2005年に起業、法人化。Wifiとノートパソコンで時間と場所を自由に決める働き方。起業18年目。
引用元:https://mind-set.net/
とのこと。
2015年の年末に株で大損して無一文になったところ、「ひまわりさん」から学ぶことで、波動、生き方、働き方、思考が変わり会社の業績が上がって資産構築もできたとのこと。
波動?とは。
ここで出てくるひまわりさんが「ひまわりさんの教え」という商材につながります。
マインドチェンジプログラムの料金は?
「マインドチェンジプログラム」の販売価格は
23,000円(税込)
教材の内容は、動画60本以上。。。
マインドチェンジプログラム とは?
セールスページを見てみましょう。
- 独りで年商数千万円稼ぐ社長が全国の孤独に戦う仲間に送る「独りで稼ぐ」にフォーカスした30日間の”脳内革命”マインドの”科学反応プログラム”
- 私が教えるスタイルのビジネスモデルは年商で200万円から3000万円程度のスモールビジネスです。
引用元:https://yutaka-products.com/mc-program
ページ内では、
ネット世代、ニューリッチ、IT世代などと呼ばれる世代は中卒や高卒だけど独りでPCで月収で200~300万円稼いでる。
精神格差、情報格差を利用して、ネットで荒稼ぎしている。
旧世代は、テレビに洗脳されすぎている。価値観がネット世代の価値観とずれている。
といった話から
独りで稼ぐスタイルを身に付けよう
となります。
独りで稼げる思考になろう。ということらしいのですが。。。
ページ内に、松田豊が教えるスモールビジネスは年商200万〜3,000万とあるのすが、すぐその下には
“家で、独りでカチャカチャと作業をして
年商で2000万円~3000万円程度しか稼げません。”
とあります。
200万?2,000万?どっちなんでしょう。
ページ内の文章も長く、話があちこちに飛んでいて要点がよくわかりません。
実践者の動画もありますが、実際に稼げている証拠を見せてくれるわけではありません。(動画内の人物が実際のプログラム受講者であるという証拠ももちろんありません)
【ネタバレ】口コミやレビュー
商材についてネット検索してみると、
参考にできそうなコメントやレビューがありましたので、いくつか引用してみました。
商材を全て買いました。1つの商材は3万〜5万円ていどで安いなという感覚で買いましたが全て買えば数十マンになりました。
引用元:https://komeda.shop/review/2019/03/matsudayutaka.php
それで初心者でもわかるように丁寧に説明してます、という触れ込みで買いましたが、具体的なやり方はほぼなく、99.9%がマインドが大事だという同じ内容を言葉を変えて喋ってるだけで、あとはコンサル風景を録画して貼り付けた商材でした。
情報弱者の初心者で素直で真面目な人ほど信じやすい所は新興宗教と似ています。
引用元:5ちゃんねる
コンサル生にはリスク分散になるメルマガやコンサルも禁止して、youtubeのように顔出ししないビジネスを強調しながらも、自分は全てやってちゃっかりリスク分散しています。
このサイトでの色々な記事で、色々な人に迷惑をかけたくないので、しばらくしましたらいくつか記事を消していきます。
引用元:https://zeroichi001.com/archives/1445
目を覚ましてください。私も、昔は情報弱者でいつか救われると思い期待して、人に頼っていました。
しかし、そんな甘い事はありません。自分んで考え学び、自分で切り開いて行くしかないんです。
褒めているブログやコメントがあちこちに見受けられますが、抽象的な中身のない文言が長々と述べられていたり、商材を異常に褒め過ぎていたりで信憑性に欠けます。
上段の最後のレビューは、実際に松田豊の商材を実践してきた方の投稿です。
この方は、松田豊の商材を実践されて、その商材を紹介するブログを綴っていらっしゃいました。
しかしながら最終的に、教材は必要ない。と述べられています。
マインドチェンジプログラムの総評
今回の「マインドチェンジプログラム」管理人の意見としては、全くオススメできません。
ネット検索すると松田豊の他の商材と同じように松田豊を称えるブログやコメントなどが見受けられます。おそらくブログで良い記事を書くこともプログラムの一環なのだと思われます。
アフィリエイトで稼ぐ方法を教えてもらえるそうですが、松田豊の会社サイトや個人ブログを見ても(技術的にも内容的にも)とても10数年アフィリエイトで利益を上げてきた人物には思えません。
商材を販売した利益はあるでしょうが。。。
他のマインドセット系商材と同じように、情報弱者をターゲットにした商材と言わざるを得ません。
私には、社会的に弱い立場にある人や情報弱者に寄り添うどころか、弱さに漬け込む商材にしか見えません。
十分にお気をつけください。
以上、「マインドチェンジプログラム」についてでした。