本日は、先日検証した「ALOHA.JP」から届いた新たなオファー「ALOHA BANK」についてです。
ALOHA.JPの募集が終了したと思ったら、間髪入れずに新たなオファーです。
BANKってことは銀行だから、投資かなにかかな?
ALOHA BANKとは
ALOHA.JPの募集終了から1週間も経たず、永井敦から新たなオファーメールが届きました。
アロハ!
『ALOHA JP』の永井 敦です。
私が数年かけて開発を水面下で行い
極秘に進めてきたプロジェクトが遂に日の目を見る時が来ました・・・。
【毎月20万円の不労所得】を目指せる新しい稼ぎ方について
史上初、情報を公開します!
引用元:ALOHA.JP公式からのメールより
月利200%!?
毎月20万の不労所得とは一体何でしょうか。
案内されたページには緊急動画と称された動画が埋め込まれていました。
こちらの動画、アップロードされたのは、2024年6月30日。
2日前にアップロードされたばかりです。
動画では、ALOHA BANKに1万円を送金すると1ヶ月20万円に増えるという、非現実的な説明が行われます。
「月利200%が可能になります!」なんて声高に言われましても・・・
年利200%も非現実的ですが、月利200%なんてとんでもない数字です。
このような、非現実的な高リターンを謳う投資スキームには注意が必要です。
通常、高リターンを狙うには、レバレッジを利用したり、投資金額を増やしたりと、非常に高いリスクを取らなければなりません。
1万円程度の投資金を1ヶ月で200倍にするのは荒唐無稽な話です。
何かのタイミングが重なって、仮に万が一に月利200%を達成したとしても、それは本当にたまたま超ラッキーなだけで、万馬券か宝くじが当たったようなもの。
投資で、そんな利益を継続して叩き出すことは不可能です。
例えば、株式市場や不動産市場でも、年間で20%のリターンを達成することは非常に成功した投資と見なされます。
投資を検討する際には、現実的なリターンとリスクを考慮し、信頼できる情報源や専門家の助言を求めることが重要です。
間違っても、元本保証や、非現実的な高利回りをうたう投資スキームに手を出してはいけません。
AI×複利で利益を増やす?
ALOHA BANKは、AIを活用して複利で利益を増やすらしいのですが、そんなAIがあるなら大手証券会社がすでに採用しているはずです。
もちろん、そんなAIは存在しないのですから、そんな証券会社もありません。
市場の変動を予測するのは難しく、特に短期間で大きなリターンを狙う場合は予測がさらに難しくなります。
AIが市場の動きをある程度予測できるとしても、常に正確な予測ができるわけではありません。
いくらAIが優秀といえど、投資で月利200%を叩き出すなんてことは、ほぼ不可能です。
ALOHA BANK先行モニターは審査制
月利200%という、ありえない利益率のALOHA BANKですが、一般公開は半年後らしく、今回は先行モニターの募集となるそうです。
こちらのフォームに入力してエントリーすると審査対象になるのですが、もちろん、こんな怪しいものにはエントリーしません。
その後、「現在審査中です。」といった以下のようなメールが届きました。
このメールを受け取った時点で、動画の再生回数は500回未満だったにも関わらず、なぜか1500名以上がエントリーしているという報告。
申し込んでないのに審査通過
エントリーしなければALOHA BANKは受け取れません!とのことなので、もちろんスルーしました。
しかし!
翌日には、「見事に審査に通過しました!」のメールが届きます。
分かりきっていましたが、もちろん審査なんかしてません!
全員に同様のメールが送られているだけです。
まぁ、あらかじめ決められたタイミングで自動でメールが送られるステップ配信を利用しているだけなので、こうなりますよね。
特定商取引法の表記
審査合格ページの特定商取引法に基づく表記に記された運営会社は、ALOHA.JPと同じトラスト合同会社。
運営会社 | トラスト合同会社 |
運営統括責任者 | 永井 敦 |
住所 | 東京都品川区南品川5-16-7 |
メールアドレス | nagai@arohajps.com |
電話番号 | 050-6869-7206 |
トラスト合同会社については、ALOHA.JPのページをどうぞ。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
【ネタバレ】ALOHA BANKの価格は?
エントリーしていませんが、ALOHA BANKの審査に合格してしまったので、一応申込みページを見てみます。
ALOHA BANKなんて言っているので、何らかの金融プラットフォームへ案内されるのかと思ったのですが、ALOHA BANKは投資システムとのこと。
“最初に1万円をシステムに入れれば、後はAIGAそちらを元手として株、為替、仮想通貨を使って着実な取引分を分単位で繰り返し1ヶ月後に約20万円にして戻してくれるという仕組みです。”
え?システムに1万円入れるってどういうこと?
投資金は口座に入金するものです。
口座に入れたお金を、システムで運用するという話ならまだ理解できますが、システムにお金を入れたところで何も起こりません。
というかシステムにどうやってお金入れるんだか?
なにはともあれ、そのシステムの価格がこちら。
システム1台につき 30,000円(税込)
ちなみに3台まで申し込めるそうです。
収納代行業者はおなじみのSPA。
ALOHA BANKの総評
もちろん、ALOHA.BANKはおすすめしません。
1万円を入金するのがシステムなわけありません。
投資金は口座に入金するものです。
株式投資でもFXでも専用の口座に投資金を入金します。
そのうえで、AIのシステムや自動売買システムなどを利用するのが通常です。
投資で月200%のリターンを目指すことは、理論的には可能かもしれませんが、実際には非常に高いリスクを伴い現実的ではありません。
投資を行う際には、現実的なリターンとリスクを理解し、慎重に判断することが重要です。
そもそも、高利率や元本保証をうたう投資を信用してはダメですよ。
投資に興味があるなら、せめて基本的なことは勉強しましょう。
知識を身につければ、怪しいものを見抜ける力も身につきます
以上、「ALOHA BANK」についてでした。