本日は『メイン・サイト・リライター“MSR”』という文章リライトツールについて取り上げたいと思います。
文章をリライトしてくれるソフトのようだけど、果たして自然な文章を作ることは可能だろうか?
メイン・サイト・リライター“MSR” セールスコピー
まずは、セールスページを見てみましょう。
引用元:https://main-site-rewriter.xyz/
- マウス操作だけで、どんな文章もオリジナルコンテンツに変えてしまう“新発想・次世代”ライティングツール
- MSRを利用すれば、あなたにとって一番重要となる収益確保のための仕掛けづくりに時間が割けます。
- 1,000文字の文章が、わずか10分であなたのオリジナル文章に生まれ変わる!
- 上位表示されているサイトの文章をリライトすれば、グーグルから評価される文章が出来上がる。
“上位表示されているサイトの文章をリライト”なんて、はっきり言っちゃってる。。。
特定商取引法の表記
販売社名 | 株式会社T.P.L.Consulting |
運営統括責任者 | 田嶋 秀一 |
所在地 | 〒106-0045 東京都港区麻布十番一丁目5-10 |
電話番号 | 050-3695-7533 |
メールアドレス | info@main-site-rewriter.xyz |
販売URL | https://main-site-rewriter.xyz/ |
商品代金 | 29,800円 (税込み) |
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社T.P.L.Consultingとは?
販売社である「株式会社T.P.L.Consulting」について調べてみました。
株式会社T.P.L.Consulting
・法人番号指定年月日 平成27年(2015年)10月5日
・法人番号 6010401088280
(ホームページによると会社設立は平成19年5月18日)
「株式会社T.P.L.Consulting」のホームページはこちら。
一昔前のホームページといった作りです。
商材販売者やアフェリエイター向けのコンサルやSEOサービスなどを行っているようです。
株式会社T.P.L.Consultingの所在地は?
特商法に表記された住所(東京都港区麻布十番一丁目5-10)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらのアトラスビルが会社所在地となっています。
調べたところ、4階〜6階までアセットデザインが運営しているシェアオフィス&コワーキングスペースがあるので、こちらに籍をおいていると思われます。
メイン・サイト・リライター“MSR” の料金は?
販売価格は
29,800円(税込)
買い切り価格となります。
返金保証なし
サポートについては、購入後30日間・回数無制限のメール問い合わせ
メイン・サイト・リライター“MSR” とは?
メインサイトリライター“MSR”の使い方
以下は、ツールの説明動画のキャプチャです。
メイン・サイト・リライター“MSR”のデメリット
メイン・サイト・リライター“MSR”を使用した場合に、考えられるデメリットをまとめてみました。
リライト作業が手間
MSRには、文章自動作成機能はありませんので、エディタにコピペした文章内の単語を1つずつ差し替える作業が必要です。
1単語を書き換えるのに
書き換えたい単語を選択して右クリック→置き換え候補一覧を表示させて→一覧の中から単語を選択
といったように、ひたすら単純作業を繰り返す必要があります。
自然な文脈になるか疑問
使用する単語によっては文脈を変更したほうが伝わりやすい文章になる可能性もありますので、単語を差し替えるだけで自然な文章になるか疑問です。
元の文章を参考にオリジナル文章を作成するほうが自然な文章になるのは明らかです。
ライティングスキルUPは望めるのか?
ひたすら他人の文章をコピペして単語を差し替える作業をこなしても、ライティングスキルUPは望めないでしょう。
文章力をあげるには、本や新聞を読んでとにかく文字に触れ、語彙力をUPさせること
さらに、テクニックやスキルを学びながらとにかくたくさん文章を書くことが大事です。
Googleペナルティを受ける可能性がある
セールスページには
既に7,000人の方がMSRを利用されていますが、コピー文章関連での報告やリライト文章関連での違法報告は1件もありません。
引用元:https://main-site-rewriter.xyz/
とあります。
いまのところペナルティを受けていないだけで、今後のGoogleアップデートによりペナルティを課せられる可能性はあります。
なにしろGoogleは、単語だけではなく文脈まで解析していますので。
Googleからペナルティを食らった場合、検索結果の順位が下がったり、ページ自体が検索結果から除外されてしまいます。
結局、ペナルティを回避するためには、メイン・サイト・リライター“MSR”を使って単語を差し替えるだけでなく、単語の位置の入れ替えや文脈の変更も必要でしょうから、自分で文章を作ったほうが早いのではないでしょうか。
ネタバレ(口コミやレビュー)
商材についてネット検索してみると、コメントやレビューで参考にできそうながありましたので、いくつか引用してみました。
リライト可能なピンク色の部分の文章のほとんど全てをリライトしなければ、あなた自身のオリジナルコンテンツにはならないので、googleのコピペコンテンツに見なされてアップデートに合いやすい
引用元:https://nekopurin-samurai.com/mainsite-rewriter-msr/#MSR-2
引用元:http://afi.yptgc926.jp/category3/entry78.html
- MSRは作業がスムーズにいかない。
- MSRはリライトしていても楽しくない。
- MSRは、逆に文章を作成するのに時間がかかる。
- MSRは無料のツールでもいいレベル。値段高すぎ
ペナルティを受ける危険性に言及があったり、とにかく使いづらいといった評価が多いようです。
メイン・サイト・リライター“MSR” の総評
管理人の意見としては、オススメできません。
商材を調べていて、アフィリエイト目的のページをよく目にしますが、どこかで見たような文章が溢れていて、見た途端にゲンナリしてページを閉じてしまいます。
ブログ等でアフィリエイトを行うなら、オリジナルの記事を書いたほうが読まれるのは明らかです。
今後のgoogleアップデートでペナルティを受けてしまう可能性もゼロではありませんので、こちらのツールはオススメしません。
以上、「メイン・サイト・リライター“MSR”」についてでした。