さて、本日は、「全自動インサイダーロボ」という商材について取り上げていきます。
ページも動画もセールス手法も、既視感満載の商材だよ。
全自動インサイダーロボ セールスコピー
まずは、セールスページのコピーをピックアップしてみます。
引用元:https://lightn5.com/nobu-jiyuu/lp/lp2n/
- 自由億の完全自動システム
- 驚異の月利30%以上!!
- スタートボタンを推すだけ!
- 超貴重なシステムの為、早いもの勝ち人数限定です!
セールスページだけど、調べたら8パターンもあったよ。
数あるページから見えてくるもの
URLを少し変更するだけで、8パターンものページを見つけることができました。
以下は、そのうちの5ページ。
これらを見てみると、過去に検証した案件との繋がりが見えてきます。
- ページの作りが、「全自動10秒錬金ロボ」「1分リッチLINEアラート」「おまかせ資産ブースター搭載パソコン」などと同じ
- 坂本よしたかの「他力ヘブンズ」とほぼ同じデザインのページもある
- ページ内の動画で対談している相手が「全自動10秒錬金ロボ」の荒本剛志
ざっと見ただけでも、この辺りの人物と繋がりがあることが伺えます。
似ているのはページの作りだけではない
ページデザインの共通点をいくつか挙げましたが、これらの案件、URLも似ています。
- 全自動インサイダーロボ lightn5.com/nobu-jiyuu/lp/lp2n/
- 他力ヘブンズ lightn3.com/tarikiheavens/lp/lp1/
- 全自動10秒錬金ロボ lightn2.com/10byourobo/lp/lp2n/
- 1分リッチLINEアラート lightn3.com/1punrich/fn/fn1-6/
- おまかせ資産ブースター搭載パソコン lightn3.com/booster/lp/lp1n/
後ろにつく数字が違うだけで、全てlightnが付いています。
この似たようなドメインの商材は、ページの作り、販売方法、動画に共通点があり、「坂本よしたか」らと何らかの繋がりがあることは明らかでしょう。
坂本よしたかの会社「株式会社ライトニングプレミアム」からlightnのドメインなんだろうね。
「坂本よしたか」については「他力ヘブンズ」のページをどうぞ。
サーバー・ドメイン情報
以下、2023年1月30日時点のサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | lightn5.com |
サーバーIP | 18.66.112.84 |
ドメイン取得日 | 2022年12月8日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証(AWS Certificate) |
同一ドメインのサイト
lightn5.comでは、以下サイトを確認済みです。
特定商取引法の表記
運営事業者名 | 株式会社ワンダーリアリティ |
---|---|
運営事業者所在地 | 〒591-8021大阪府堺市北区新金岡町四丁6番23棟309 |
代表取締役 | 田中康裕 |
連絡先 | 072-200-3056 |
入口となるセールスページの特商法には、上記項目と「個人情報について」の表記しかありません。
価格、返金返品、サポートに関する記載は一切ありません。
価格については、メールアドレス・LINE登録しないと分からないようになっています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社ワンダーリアリティとは?
販売会社である「株式会社ワンダーリアリティ」について調べてみました。
・法人番号指定年月日 令和元年(2019年)11月1日
・法人番号 5010701038408
(法人設立年は不明)
会社ホームページ(https://wonder-reality.com/)を確認したところ、映像制作やWEBマーケティング等を行なっているようですが、1ページで構成された簡素なページのため、具体的な業務内容や実績を確認することはできません。
株式会社ワンダーリアリティの所在地は?
特商法に表記された住所(大阪府堺市北区新金岡町四丁6番23棟)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらの大阪府営の団地が所在地となっています。
通常は、公営住宅内には会社設立できないはずなのですが、本当に会社が実在しているのか疑問です。
ちなみに「株式会社ワンダーリアリティ」の会社概要にある写真は素材写真ですので、実際の会社の様子ではありません。
NOBUって誰?
全自動インサイダーロボの提供者はNOBUという人物です。
メールやLINEでは、盛んに「有吉ジャポン」に3回も出演したことがあるというアピールを行っています。
今どきテレビに出たということが信頼度のUPに繋がるか疑問ですが、一定の方にはアピール要素になるんでしょうね。(あの与沢翼も頻繁にテレビに出ていましたし)
以下は、セールスページにある本人によるプロフィールを抜粋したものです。
- 投資歴15年以上にして10億円以上をこれまでに稼いできた
- 会員数40万人を誇るアメリカ初の世界最大級投資コミュニティの日本第一号講師を勤めた
- アメリカだけでなく、フィリピン、韓国、インドネシア、シンガポールなどでビジネスを展開
- 有吉ジャポンに3回出演し「自由億」という言葉の由来になったことで有名になった
メールでもLINEでも有吉ジャポン出演押しがクドい。
上記のプロフィールですが、素性の分からない曖昧なものですね。
NOBUについて調べてみましたが、詳しい情報は何もヒットしませんでした。
上記プロフィールも自称で、立証できるものも見つけられませんでした。
全自動インサイダーロボのLINEに登録してみた
検証のためにページ内でメールアドレスを登録すると、立て続けにLINE登録を促されます。
「全自動インサイダーロボ 」LINEに登録してみます。
おそらく長い動画を視聴するように誘導されるはず!
登録すると長〜いメッセージが届き、別ページへ誘導されます。
既視感のある動画を視聴
もうお分かりですね。
類似商材と同様、長い長い動画を視聴することに。
高級ホテル(椿山荘)のスイートで対談形式のインタビューが始まります。
インタビュアーを務めているのは大森淳弘、動画の組み立てやキャプション、エファクトの至るまで、類似商材と同じ。
最後には推薦者の声でしょ?
はい、最後の推薦者の声で出てくる人物も、もう。。。
- HIDEKI (100万円プラットフォームを販売)
- 荒本剛志 (全自動10秒錬金ロボを販売)
- RYU (LINE×ブックメーカーを販売)
- 加藤将軍 (クラウドファンディングアカデミーを販売)
全員、「坂本よしたか」との関係性が噂される人物ばかりです。
プロダクトローンチ型商材
1話では「合法的なインサイダー情報で利益を得ることができる」ということくらいしか分かりません。
(よく見るとバイナリーオプションでは?と気づきます)
その後、数日間にわたり長いメーッセージが届き、2話、3話と動画が公開されていきます。
類似商材と同様、典型的なプロダクトローンチです。
商品売り込みを行うにあたり、商品情報を小出しにしていくことで見込み顧客の購買意欲を高めていくマーケティング手法です。
無償のコンテンツを段階的に提供して、見込み顧客の熱量が高まったところで有料商品を売り込みます。
2話・3話を視聴してみた
その後、数日かけて2話・3話の動画を視聴するようにメッセージが届きます。
投資の種類ですが、バイナリーオプションの自動取引です。
動画内では、盛んに
胴元からインサイダー情報を受け取り、ボタンを押すだけで少額から億を目指せる、ローリスク・ハイリターンな投資
という主張が繰り返されます。
バイナリーオプションは、決してローリスクではありません。
元本を全て失う可能性はゼロではありませんし、ギャンブル性の高い投資である以上、しっかりと資金管理ができなければ、必要以上の資金を突っ込んでしまう危険性があります。
レバレッジが使えるFXと比較するとリスクが低いと言いたいのでしょうが、決してローリスクではありません。
インサイダー情報ってなに?
商品名にもなっている「インサイダー情報」ですが、自動取引のロジックとなる部分です。
動画を視聴していくと、「インサイダー情報」が何なのか説明があります。
インサイダー情報とは、胴元の証券会社から、「今買いが多い」とか「今売りが多い」とかいう情報を受け取れる。
情報を24時間365日リアルタイムで受け取り、自動で利益を稼ぐのが全自動インサイダーロボということのようです。
世界各国に様々な人脈を持つNOBUと繋がることで証券会社にメリットが有る。
だから、証券会社が有益な情報を提供してくれる。
Win-Winな関係らしいです。
そんなことする証券会社あるの??
証券会社がひっきりなしに常に情報をくれるってこと?
そんなこと普通に考えてありえないのでは?
本当に無料なのか
ページ内や動画内では、無料で「全自動インサイダーロボ」のシステムを利用できると思わせる表現がいくつか見られます。
数日かけて3話まで視聴すると、ようやく本当に無料で利用できるのかが判明します。
まぁ、無料じゃないですよね
「全自動インサイダーロボ」を利用するには「自由億ファミリー」への参加が必要で、参加するには参加費がかかります。
「自由億ファミリー」のメンバーなら「全自動インサイダーロボ」を無料で利用できるよ。というカラクリですね。
まぁ、そういうことでしょうね。
LINEのメーッセージを既読無視していると、ずっーーーーとメッセージが送られます。
締め切り!残りわずか!延長募集!などのメッセージが何度も何度も。。。
これ以上LINEメッセージを受け取る必要もないので、これにて終了。
全自動インサイダーロボ の料金は?
販売価格ですが、入口となるセールスページには記載がありません。
プロダクトローンチの最終段階までたどり着くと、ようやく公開されるわけですが、カード払の一括・分割、振り込みの一括・分割と数パターンの支払い方法や特典が用意されています。
とりあえず一括払いの料金だけ
支払い方法 | 参加費 |
---|---|
クレジット一括払い | 162,800円(税込) |
銀行振込一括払い | 217,800円(税込) |
「自由億ファミリー」の参加費は300万にしたいところ、この価格設定らしいです。
これ、買い切りなのか、参加期間が区切られているのかイマイチ不明なんですよね。
まぁ買い切りなんてことはないのでしょうが、上記金額でファミリーに参加できる期間は明示するべきですよね。
申込みは明日20時から・申込時間は数時間限定・先着100名
などと煽ってきますが、申し込まなくてもずーっと募集しています。
最終話の公開日が2023/1/27ですが、2ヶ月近くたった現在でも募集しているので、参加者いないんじゃないですかね?
【ネタバレ】口コミやレビュー
商材についてネット検索してみると、購入者の口コミは全く発見できませんでした。
反対に、注意喚起を行うブログがヒットします。
全自動インサイダーロボの総評
管理人の意見としては、全くオススメできません。
自動取引ソフトのロジックが証券会社からの合法なインサイダー情報って。。。
単なる自動取引ソフトだとヒキが弱いので、トンデモ設定をくっつけたとしか思えません。
周辺の人物も怪しい人物ばかりですし、NOBUの取引実績が公開されるわけでもなく、信用できる要素が見つからないので管理人的にはナシです。
以上、「全自動インサイダーロボ」についてでした。