本日は『電ブレスクール』というせどり商材について取り上げたいと思います。
電ブレスクール(電脳ブレイントラスター) セールスコピー
まずは、セールスページを見てみましょう。
引用元:http://lp.treasure-grove.com/dbr/
- 電脳迷子撲滅スクール開校
- 5000万商品からお宝商品を前頭検索しAmazonに横流しで稼ぐツールが完成
- 30日間であなたに本当の電脳せどりをみっちり叩き込みます。
- ツール利用者が月商300万円超え達成!
- 総開発費1000万円以上 開発期間1年3ヶ月をかけました。
- なんと、5分も経たずに4万4685円の利益が出せました。
- 自動入札でガンガン仕入れ!ツールが自動で楽札してくれます。
電ブレスクール(電脳ブレイントラスター)は、オンライン上で使用できる電脳せどりツール「ヤフオクで商品の自動仕入れを行うツール」と「転売ノウハウ」が商品内容のようです。
特定商取引法の表記
販売業者名 | 株式会社トレジャーグローブ |
---|---|
運営統括責任者 | 林 健太郎 |
住所 | 大阪府大阪市生野区勝山北3-1-17 |
電話番号 | 050-3740-3555 |
メールアドレス | info@b-truster.net |
販売URL | https://lp.treasure-grove.com/brain-truster/ |
電話は電ブレスクール専用窓口で、24時間問い合わせOK(出れなかった場合は折り返し)とのこと。
他のせどり関連商材と比べてもサポート体勢がまとものようです。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社トレジャーグローブとは?
販売社である「株式会社トレジャーグローブ」について調べてみました。
株式会社トレジャーグローブについて
・法人番号指定年月日 平成28年(2016年)5月30日
・法人番号9120001198524
(ホームページによると会社設立は平成19年5月18日)
検索してみましたが「株式会社トレジャーグローブ」のホームページは存在しないようです。
セールスページなどで使用されているドメイン(treasure-grove.com)については、2016年8月29日から使用されています。
ちなみに、ランサーズに発注者としての登録がありました。
発注案件としては
・ヤフーオークションで指定商品を探すためのキーワード入力
・型番リストをもとにAMAZONの商品ページURL集め
・eBay.comで売れている商品をピックアップしてエクセルに入力
・美容・健康の記事を書くライター募集
・芸能関係・トレンド系の記事を書くライター募集
・アメコミ、マーベル、DC作品の記事を書くライター募集
・『HUNTER×HUNTER』に関するWEBメディア(サイト・YOUTUBE)の立ち上げメンバー募集
など、せどりに関わる作業やWEBメディア構築のためのライター募集が中心になっているようです。
株式会社トレジャーグローブの所在地は?
特商法に表記された住所(大阪府大阪市生野区勝山北3丁目1番17号)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
オフィスビルではなく個人宅のようで、特に会社名の掲示等もないようです。
運営統括責任者 林健太郎とは
運営統括責任者である林健太郎とは、どんな人物なのか?
セールスページの経歴によると
・柔術整復師として働く傍ら、副業でせどりを始める
・月商150万円(月収30万)を出すが、実店舗仕入れのせどりに限界を感じ、電ブレ原型を考案
・開発者富永さんとともに「電脳ブレイントラスター」を開発
・1000人以上の電脳せどらーから集めたアンケートを元にノウハウマニュアルを確立
・現在ユーザーサポートを行いながら実績のあるユーザーとプロジェクトなどを行う
とありました。
ネット検索しても、特に情報はありませんでした。
電ブレスクール の料金は?
「電ブレスクール」の販売価格は
300フィード版月額:9800円(税込)
買い切り価格ではなく、月々9,800円の支払いとなります。
年間だと117,600円
無料お試し期間は無し。
返金保証は、
6ヶ月間ツールを利用しサポートを受けたにも関わらず20万円以上の見込み利益を得られなかった場合は、利用状況を確認した上で6ヶ月分返金。(180日実践後、10日以内に申請)
電ブレスクール 概要
電ブレスクールの利用方法
電ブレスクールはインストール型ツールではなくオンライン上で利用するツールになります。
パソコンにインストールして使用するのではなく、インターネット環境があれば利用することが可能です。
セールスページによると大まかに以下の作業ステップとなるようです。
Amazonでの販売個数や価格データをもとに、ヤフオクで利益の取れる商品を探して、自動入札を設定することで狙った商品を自動落札してくれるツールということのようです。
サポートについては、コミュニケーションツールChatWorkを利用して、講師と連絡を取り合うことができるとのこと。
考えられるデメリット
電ブレスクールのデメリットを考察してみました。
結局、商品の選定が重要
電ブレスクールはAmazon掲載商品との差額が大きく利益率が高いものを見つけ出すツールですが、いま売れている商品を自動で見つけてくれるツールではありません。
Amazonでの販売個数は判断材料の一つとなりますが、売れる商品かどうかは自身で判断する必要があります。
時期などで売れる商品は変わってきますので、いま売れる商品を見極めることが重要です。
利益率が高いからといって、売れない商品を仕入れても在庫を抱えるだけです。
また、Amazonのガイドラインに違反している商品を販売するとアカウント停止などのペナルティを課せられますので、ガイドラインに違反しない商品を選ばなくてはいけません。
中古品なので商品の状態が不明
ヤフオクで仕入れるわけですから、商品はほぼ中古品となります。
中古品は手元に届くまで詳しい状態を確認することができません。
商品として販売できる状態にない場合でも返品不可なことが多いため注意が必要です。
仕入れには資金が必要
ヤフオクで仕入れるということは、無在庫転売とは異なり商品を仕入れるための資金が必要です。
電ブレスクールを使って落札するためには、ある程度の資金が必要です。
電ブレスクールでどんどん落札しても、どんどん転売しなければ、在庫が増えて資金ショートという状況になります。
古物商許可が必要
Amazonで中古品の転売を行う場合、古物商許可が必要です。
古物商許可の取得は難しくありませんが、古物商許可を取らずに転売を行うと古物営業法違反となり「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が課せられます。
セールスページには目立たない箇所に1箇所だけ表記があります。
画像と画像の間に※印表記で文章が入っていますね。
とても大切なことなので、もう少し分かりやすく告知してほしいところ。
Amazonへの出品作業が必要
電ブレスクールは、ヤフオクでの自動落札を行ってくれますが、Amazonへの出品機能はありません。
Amazonへの出品作業は別途行う必要があります。
ネタバレ(口コミやレビュー)
商材についてネット検索してみると、アフィリエイト目的の商材持ち上げページはありますが、実際に利用している人の口コミがあまり見つかりませんでした。
つまり、せどり・転売ビジネスでは必要不可欠な
引用元:https://sedori-livelink.info/?p=690
「過去、現在の取引価格相場」
という重要な情報が、全く考慮されることなくリストアップされることになるわけです。
セールスページには利用者の実績画像がありますが、検索しても儲かったという情報が少ないのは気になるところです。
電ブレスクール の総評
管理人の意見としては、オススメできません。
電ブレスクールは、「利益が見込める商品をリストアップ」「ヤフオクで商品落札」してくれるツールとのことです。
利益率の高い商品をリストアップするわけで、いま売れる商品をリストアップするわけではありません。
自身で売れる商品を見極める、落札商品の送料を考慮するなどは必要です。
ツール利用に月額1万円近くを支払う価値があるかは疑問です。
他の商材に比べるとサポート体制があるようですので、試しに利用するのはアリかもしれません。
ただ、ある程度の利益を出している経験者でないと利用料と見合わない結果になるのではないでしょうか。
以上、「電ブレスクール」についてでした。