本日は『扇動マーケティング』というアフィリエイト商材についてです。
アフィリエイトといえば、いかに魅力的な文章を書けるか(コピーライティング力)が重要ですが、なんとこの扇動マーケティング、コピーライティングよりも圧倒的に稼げるというふれこみです。
扇動マーケティング セールスコピー
まずは、セールスページを見てみましょう。
引用元:http://sedoriater-leo.com/01/
- なぜ、熱心に売り込まないのに高額商品が売れるのか?コピーライティングよりも圧倒的に稼げる、もう一つの販売ノウハウとは?
- 億稼ぐ起業家たちが口が裂けても言わない秘密・・・
- お客様を意図的に熱烈な信者に変え、10万円超えの高額商品さえ盲目的に買わせてしまう彼らの人心操作術の真髄を、こっそりあなたにもお教えしようと思うのですが・・・
高額商品さえ盲目的に買わせてしまう、とか言っちゃってますが。。。
特定商取引法の表記
販売者 | 株式会社GRASP |
---|---|
運営統括責任 | 濱田大輔 |
住所 | 東京都世田谷区北沢2丁目8-6 菱和パレス下北沢駅前704 |
連絡先TEL | (50) 5806-1645 |
daipon02@gmail.com | |
販売方法 | http://afr9.net/sendou/letter/ |
電話番号がなぜ(50) 表記なのでしょう?
海外から電話するわけじゃないんだから050でいいでしょうに。
メールアドレスがGmailでフリーメールアドレスなのもいただけません。
NGなのは住所。
国税庁のサイトで確認したのですが、表示されている住所が古いものですね。
こちらの住所は平成29年11月までの住所です。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社GRASPとは?
販売社である「株式会社GRASP」について調べてみました。
株式会社GRASPについて
・法人番号指定年月日 平成27年(2015年)10月5日
・法人番号 9270001004824
検索してみましたが「株式会社GRASP」のホームページは存在しないようです。
株式会社GRASPの所在地は?
特商法に表記された住所(東京都世田谷区北沢2丁目8-6 )は古いものですので、国税庁法人番号公表サイトにある住所(東京都渋谷区代官山町8番7号)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらのDaiwa代官山ビル1F-6Fが会社所在地となっています。
全フロアオフィス??かと思いましたが、こちらバーチャルオフィス、コワーキングスペース、プライベートオフィス機能のあるビルでした。
バーチャルオフィス利用だと会社の営業実態はないということですが、果たしてスペースを借りているのでしょうか?
濱田大輔(だいぽん)とは
統括責任者である濱田大輔とは、どんな人物でしょうか。
個人ブログがありましたので、そちらプロフィールを引用してみます。
20歳。時給720円の皿洗いの日々
22歳。PC1台でネットビジネスに挑戦
23歳。半年で月収100万突破してビビる
27歳。1人で年商1億円
28歳。お金のために働く必要がなくなる
29歳。電子書籍出版。Amazon1位をとる
30歳。放置で年商3億円。趣味に生きてる
という経歴。
ちなみにブログは2019年で更新ストップしています。
twitterのほうは稼働中です。
このだいぽんこと濱田大輔ですが、界隈ではそこそこ有名です。
GRASPアフィリエイトセンターの運営者もこの人物でしたが、未だに運営者であるかは分かりません。
扇動マーケティング の料金は?
セミナー動画が商材となっており
¥30,000(税込)
買い切りとなっています。
無料お試し期間、返金保証は無し。
そして、サポート無しです。
動画の他に、特典としてコピーライティング教材などもついてくるようですが、サポート無しでこの価格。
高すぎでしょ。。。
ネタバレ(口コミやレビュー)
コピーライティングより圧倒的に稼げる商材とのことですが、ネット検索してみると参考になりそうなコメントがありましたので、いくつか引用してみました。
この教材は初心者向けではなく対象者を選びます。
引用元:http://allison777.blog.fc2.com/blog-entry-19.html
アフィリエイト報酬を伸ばす方法や、アクセスを増やすためのノウハウなどの内容ではありません。
あくまでもマーケティングの教材であって、「ダイレクトレスポンスマーケティングの教育の部分」に特化した教材なのです。
初心者を脱出するノウハウだと言ってますが、初心者が記事を書いてもチェックをしてもらえなかったり、分からないことがあっても聞くことができずにアドバイスがもらえないとすぐに躓いてしまうでしょう。
引用元:https://satomiku.net/sendo-marketing
3980円という価格で無条件保証が付いたThe Million Writingと3万円で保証無しの扇動マーケティング。
引用元:http://toudai5000.net/?p=1034
価格と内容だけを比較しても扇動マーケティングに「9倍の価値」は無いと思います。
仮に同じ価格帯で比較しても、私はThe Million Writingの内容の方がしっくりきます。
今となってはネットであちこちで言われている基本的なテクニックなので、わざわざお金を払ってまで欲しい情報ではないかなという印象です。
用元:https://emememj.com/sendo-marketing-review/
扇動マーケティング の総評
管理人の意見としては、まったくオススメできません。
更新されていない特商法を見ても分かるように、更新もされず放置された商材なので購入する価値は無いでしょう。
内容も古いですし、サポートもないものに30,000円払う意味はありません。
以上、「扇動マーケティング」についてでした。