本日は、最短10秒で15万円の報酬が発生するらしいアプリ「Business library」について検証していきます。
もうおわかりかと思いますが、そんなアプリは存在しません。
Business library セールスコピー
それでは、セールスページの気になるコピーを拾ってみましょう。
引用元:https://nb-library.site/bl/lp/
- 無料登録した“10秒後”から最短で15万円の報酬が発生!
- あなたのやることは、自動アプリ「Business library」をダウンロードするだけ。
- あとは完全自動で、毎日15万円ずつ報酬を稼いでくれます!
- アプリを無料ダウンロードした後、運営の指示通りに進めていただくだけで毎日15万円ずつ報酬を稼ぐことができます。
アプリをダウンロードして、運営の指示に従って作業を進めるだけで毎日15万円が稼げるとのことですが、これらは全てデタラメです。
その他にも、本日中にアプリをダウンロードした人は貰える報酬が「+5万円」になるなど適当な謳い文句がありますが、もちろんそんなことはありません。
何一つ本当なことがない。
Business library サーバー・ドメイン情報
以下、2024年6月27日時点のセールスページのサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | nb-library.site |
サーバーIP | 163.44.185.222 |
ISP | GMO Internet,Inc |
ドメイン取得日 | 2020年10月8日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証型(Let’s Encrypt) |
ドメイン取得は3年以上前となっています。
調べてみると、このドメインで別のオファーも展開されているので、複数のオファーでドメインを共有しているものと見られます。
Business library 特定商取引法の表記
以下、特商法ですが、記載されているのは3項目のみ。
販売担当者 | 青山 幹宏 |
お問い合わせ先 | biz-library@daily-xp.com |
商品価格 | 無料提供 |
無料提供なので特に問題はありませんが、法人ではなく個人の提供でしょうか?
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
ライフデザイン出版合同会社との関連性
ドメイン、nb-library.siteには、月刊ネットビジネス・ライブラリーという商材オファーも存在します。
URL:https://nb-library.site/nn/lp/
こちらの特商法、Business libraryと同じく3項目のみの構成となっていますが、過去には会社名や電話番号などが記載された特商法ページも存在していました。
運営責任者は、ライフデザイン出版合同会社となっていました。
ライフデザイン出版合同会社といえば、当ブログでも何度か取り上げたことがあります。
トンデモ設定な稼ぐ仕組みやクオリティの低い動画が特徴的なオファーを連発している会社です。
同じドメインを使用していたり、オファー名が似ていることから2つのオファーには関連性があると見て間違いないでしょう。
Business libraryにメール・LINE登録してみた
メール登録して、Business libraryの実態を確認してみました。
メール登録後は、LINEアカウント登録の流れとなります。
登録後、届いたメッセージがこちら。
セールスページにもありました「自動アプリ」をダウンロードできるようですね。
こちらをクリックして表示されたのは、無料アプリなどではなく、ライフデザイン出版合同会社の「The TEAM」という別オファーのセールスページでした。
「The TEAM」は、以前検証したオファーですが、メールに送られてくる抽選券を引くだけで9万円がもらえるという、意味不明なものです。
Business libraryはアプリではない
セールスページでは、Business libraryはアプリであるという表記がありました。
しかし、アプリをダウンロードすることはなく、LINEにアカウントを友だち追加しただけ。
LINEのメッセージからリンク先に飛んでもアプリがあるわけではありません。
セールスページでは、ご丁寧にGoogle PlayやApp Storeのロゴを使用して、Business libraryが両ストアで承認を得たアプリかのような表現を行っています。
実際にストアでアプリとして配布されていないのに、勝手にロゴを使用するのは規約違反です。
ダウンロードするだけで毎日15万円の報酬とのことですが、Business libraryというアプリは存在しませんし、15万円を稼ぐことも出来ません。
Business libraryの総評
管理人の意見としては、もちろんオススメできません。
メッセージを無視していると、LINEには再度「The TEAM」のリンクが届きました。
おそらく、今後は様々な商材リンクを紹介するオプトインアフィリエイト目的のLINEアカウントになっていくのではないかと思います。
完全自動で1日15万円も稼げる魔法のようなアプリは存在しませんので気をつけましょう。
以上、「Business library」についてでした。