本日は、古本せどりのスクール「本稼道「虎の巻」」について取り上げます。
ブックオフで仕入れてAmazonで転売する「本せどり」は以前からあるね。
10年くらい前のブックオフでは、棚の端から端まで本を探している「せどらー」がいっぱいいたけど、最近はあまり見かけないよね。
本稼道「虎の巻」 セールスコピー
まずは、セールスページのコピーをピックアップしてみます。
引用元:http://kanegon2019.xsrv.jp/WP/honkado-toranomaki
- 本せどりで稼ぎたいならこの教材型会員サイトだけで十分です!!
- 本せどり歴10年以上のノウハウの総集編
- 新品せどり月商500万と同等の価値がある本せどり月商100万を達成する最短ルートを歩んで下さい。
- 実際に「本稼道虎の巻」を見て本せどりを実践していただくとこのように大量仕入れが可能となります。
PDFではなく、会員WEBサイトでせどりを学べるみたいだね。
特定商取引法の表記
販売者名 | 株式会社SKホールディングス |
---|---|
販売責任者 | 株式会社SKホールディングス 中島昭一 |
住所 | 252-0011 神奈川県座間市相武台3-26-1-102 グランドステータス相武台 |
電話番号 | 046-404-0693 |
メールアドレス | official@honkadou.com |
販売URL | http://kanegon2019.xsrv.jp/WP/honkado-toranomaki |
販売価格 | 29,800円(税込み) |
特商法の表記は特に問題ないようです。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社SKホールディングスとは?
販売会社である「株式会社SKホールディングス」について調べてみました。
・法人番号指定年月日 平成31年(2019年)3月18日
・法人番号 4021001066842
(カネゴンブログによると法人設立年は2019年3月)
株式会社SKホールディングスの所在地は?
特商法に表記された住所(神奈川県座間市相武台3-26-1-102)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらの賃貸マンション1階が会社所在地となっています。
カネゴンとは?
スクール運営者のカネゴンとは、どんな人物でしょうか。
セールスページやブログなどから分かる情報としては、
- 2010年からせどりをはじめ、せどり歴10年以上。
- 2017年、勤務している会社にて「せどり事業部」立ち上げ。最高月商2,365万円。
- 2019年3月、脱サラしてせどりの会社立ち上げ。
- 2021年8月 第二事務所増設
- 実績指導50名以上
- 本せどりスクール運営
とのこと。
ブログやSNSを見る限り、本せどりを本業として実績もある人物のようです。
本稼道「虎の巻」の料金は?
こちらの教材、スクールで教えている内容を教材に落とし込み、会員サイト形式で提供されているとのこと。
29,800円(税込)
買い切り価格です。
返金・返品保証なし。
本稼道「虎の巻」 商品概要
WEB教材ですので、WEBサイトで本せどりについて学んでいくことになります。
- はじめに
- 虎の巻の進め方
- 概要編
- 古本せどり基礎
- 古本ジャンル
- 実践編
- 仕入れ編
- 出品編
- 出荷編
- 管理編
個別ZOOM相談1時間(ひとり1回)
古本せどり 考えられるデメリット
主にBOOKOFFを仕入元とした古本せどりのデメリットを考察してみます。
古本せどりは新しいビジネスではない
こちらの商材では、ブックオフで仕入れて再販売して利ざやを稼ぐ方法を学びます。
古本のせどりは、10年以上前から行われており、新しいビジネスではありません。
実際、一時期のブックオフでは、カゴに大量の本を入れて仕入れを行っている人を頻繁に目にしました。
多くの経験者・実践者がいるため、ネットで調べればノウハウや必要なツールについても無料でかなりの知識を得られます。
画期的な新しいせどり手法を学べるならいいけど、以前からある手法ならネットにかなりの情報があるよ。
とりあえず古本せどりを知りたいと言う方なら、ネットの情報や関連書籍で十分です。
ビームせどり禁止店舗の存在
ブックオフで効率的な仕入れを行うには、バーコードーリーダーが必須になります。
スマホでバーコードを読み込むこともできますが、ハンディタイプのバーコードリーダーを利用したほうが素早く効率的に商品リサーチが可能です。
カネゴンのYouTubeでもリーダを使用した仕入れの様子が紹介されています。
ブックオフの本のバーコードを片っ端から読み込んでいる人を見かけたことがある人もいるんじゃない?
いわゆる「ビームせどり」ね。
本棚の端から端まで、ものすごいスピードでバーコード読み取り作業してる人いるよね。
このバーコードリーダーを使った「ビームせどり」ですが、近年、店舗によっては禁止する店舗が増えてきました。
そういった店舗ではスマホのリーダーで対応することになりますが、バーコードリーダーに比べ非常に効率が悪くなります。
また、店舗によってはスマホでのバーコード読み込みも禁止、せどり行為自体がNGの場合もあります。
仕入れと在庫管理が必要
古本を仕入れるためには移動手段と運搬手段が必要不可欠です。
数店舗を周ったり、大量に仕入れを行うには車で仕入れを行う必要があります。
車がなければ、非常に効率が悪くなるため、大きな利益を得ることは難しいでしょう。
また、仕入れた商品は、在庫管理に加え、在庫を保管するスペースが必要になります。
空き部屋がある広い家ならいいですが、仕入れた本に生活スペースを占領されるなんてこともありえます。
エリアが重要
実店舗で仕入れを行うため、仕入先となる店舗を確保する必要があります。
古本せどりが全盛期だったころに比べると、現在はフリマやオークション等で、個人がスマホを使って簡単に転売ができるようになりました。
それに伴い、古本販売の実店舗の数は年々減少傾向にあります。
住んでいるエリアにブックオフが1、2店舗しかない場合、十分な量を仕入れることは難しいですし、店舗が閉店してしまえば、仕入先が無くなります。
自分の行動範囲内に数店舗ある都市圏でなければ、古本のせどりは厳しくなります。
近くに店舗があっても、その店舗で「せどり行為」が禁止されたりすると仕入が難しくなるため、古本せどりは、エリアや店舗に依存するビジネスであることを理解しておかなければなりません。
資金と経費が必要
当たり前ですが、仕入れのための元手が必要です。
さらに、Amazonで転売を行う場合は大口セラーアカウント費用、せどりツール利用料、交通費などの経費が毎月発生します。
また、古本を仕入れて転売するためには「古物商許可」の申請が必要です。(申請費19,000円)
比較的、簡単にはじめられる「古本せどり」ですが、ある程度の初期投資が必要になることは理解しておかなければなりません。
本稼道「虎の巻」の総評
管理人の意見としては、オススメできません。
ブックオフを仕入先とする古本せどりは、10年以上前からある古い方法です。
商材を購入しなくても、ある程度のノウハウはネット上にたくさんあります。
時間と経費を使って自分の足で仕入れを行うわけですから、完全在宅という訳にはいかないので万人向けの副業とはいえません。
店舗を仕入先とする古本せどりは、
店舗が閉店したり、せどり禁止になれば、簡単に収入源がなくなる。
長期的に継続できるビジネスではない。
ということは理解しておかなければなりません。
以上、「本稼道「虎の巻」」についてでした。