本日検証していくのは、株式会社Acoco.、「林則行の投資部」です。
以前からSNS等で広告を見かけていたのですが、ここ最近になってYahoo!トップページでも露出しており、かなり目立つ存在になってきています。
本記事では、この「林則行の投資部」が一体どのようなサービスなのか、そして口コミや評判などを検証していきたいと思います。
林則行の投資部 セールスページ
以下、セールスページからいくつかコピーをピックアップしてみました。
- 伝説のファンドマネージャーの知るだけで勝てる株式投資番組
- 【初告白】ぼくが伝説のファンドマネージャーと呼ばれるまで結果を出せたのは「裏情報」を受け取っていたからです。全てを番組で話します。
- 数十年間ファンドマネージャーとして勝ち続けてきた秘密を林則行が「初告白」…番組で明かされた驚きの内容とは…?
- ぼくが金融業界で大きな結果を出せたのは「世界最高峰の投資家から社外秘の極秘事項」を教えてもらったからでした。
引用元:https://h-toushibu.com/lps/star/614/
「伝説のファンドマネージャー」「裏情報」「社外秘の極秘事項」といった言葉が強調され、読者の期待を煽るような構成になっています。
セールスページによると、投資家「林則行」の投資手法などを、3話にわたる動画で説明してくれるということが分かります。
いずれのページからも3話の動画を視聴した後には、「投資部」というオンライン学習講座の有料サービスへ案内されます。
林則行とは
本案件で講師を務める「林則行」は、外資系金融機関でファンドマネージャーとしてキャリアを積んだ後、アラブ首長国連邦にあるアブダビ投資庁で日本株式運用部長を務めた経歴を持つ人物です。
株式投資に関する著書も複数出版しており、金融業界で一定の実績を築いてきたことが分かります。
ただし、あくまで機関投資家としての経歴が中心であり、個人投資家としてどのような運用実績を上げてきたのかについては、公表されていないため不明な点も多いのが実情です。
林則行の投資部 サーバー・ドメイン情報
林則行の投資部を検証していると、複数のドメインを確認できました。
以下、2025年8月27日時点のセールスページ等のサーバー・ドメイン情報です。
セールスページ1
ドメイン | h-toushibu.com |
サーバーIP | 85.131.197.107 |
ISP | Xserver Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年5月16日 |
ドメインレジストラ | Netowl, Inc. |
セールスページ2
ドメイン | toshibu.net |
サーバーIP | 104.16.117.60 |
ISP | Cloudflare Inc |
ドメイン取得日 | 2025年7月1日 |
ドメインレジストラ | Netowl, Inc. |
動画視聴ページ
ドメイン | nori-tsb.com |
サーバーIP | 85.131.197.107 |
ISP | Xserver Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年9月5日 |
ドメインレジストラ | Netowl, Inc. |
投資部公式サイト
ドメイン | toushibu-official.com |
サーバーIP | 85.131.197.107 |
ISP | Xserver Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年11月5日 |
ドメインレジストラ | Netowl, Inc. |
林則行の投資部 特定商取引法の表記
以下「特定商取引法に基づく表記」に記載されている項目です。
販売業者 | 株式会社Acoco. |
代表者 | 青木 友也 |
所在地 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町5番5号渋谷橋本ビル5階 ※当ページに記載の販売者情報は契約している店舗のものです。ご請求いただいた場合には遅滞なくご連絡いたします。 |
電話番号 | 03-6455-2860 |
メールアドレス | 046-364-2837 |
事業内容 | 投資部の運営、オンラインスクール企画・運営 セミナー、各種コミュニティ内イベントの企画・運営 |
お支払い方法 | クレジットカード決済/銀行振込 |
特商法には、支払い方法や返品・返金についての記載があるのに、肝心の金額についての記載がありません。
「投資部公式サイト」にも金額は明示されておらず、3話構成の無料動画を最後まで視聴しないと金額が分からない仕組みになっています。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられているので、特商法の表記がないものには注意が必要です。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社Acoco.とは?
販売事業者である「株式会社Acoco.」について調査してみました。
株式会社Acoco.
・法人番号指定年月日 令和5年(2023年)10月6日
・法人番号 2120001258581
・本店又は主たる事務所の所在地 東京都渋谷区円山町5番5号渋谷橋本ビル5階
「株式会社Acoco.」は、設立から1年11ヶ月ほど経過した法人です。
設立時は所在地を大阪府としていましたが、変更履歴を見ると2度の住所変更を行っていることが分かります。

引用元:https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=2120001258581
設立から1年ほどで、東京都渋谷区へ移転、その8ヶ月後に現在の住所へ移転しています。
株式会社Acoco.のホームページ(https://acoco-cop.com/service/)を確認してみると、主な事業内容としてはウェブマーケティングやシステム開発、アプリ開発、さらにはアパレル事業など、IT系やライフスタイル関連の分野が中心に紹介されています。
一見すると投資や金融とは直接関係のない会社ですが、その中で投資スクール事業「投資部」を手掛けています。
マーケティングやシステム開発を強みとする会社が、同時に投資教育のサービスも展開しているという構図になっています。
投資事業が会社の中でどの程度の比重を占めているのかは不明ですが、少なくとも「投資専門の会社」ではないという点は押さえておくべきでしょう。
また、上記ページ(https://acoco-cop.com/service/)の履歴を調べてみると、少なくとも20日ほど前(2025年8月6日)には「投資スクール事業」に関する記述はありません。
「投資部公式サイト」は、昨年末から存在しているにも関わらず、運営会社である「株式会社Acoco.」のサイトには、最近まで「投資スクール」に関する記述がなかったことになります。
林則行の投資部 無料講座を視聴してみた

セールスページよりメール、LINE登録を行うと、数日にわたりメッセージが届き、3本の動画を視聴することになります。
動画が投稿されたのは、2024年9月。
約1年前です。
1本目は2時間にわたる長尺動画です。
動画内では、ジム・ロジャースやピーター・リンチ、ジョエル・ティリングハストといった、株式投資の世界で広く知られる著名人の名前が登場します。
「林則行」は、ジム・ロジャースの書籍の翻訳者としても本を出版していますし、少なくとも彼がこうした有名投資家と接点を持っていることは事実といえるでしょう。
1話の動画を視聴した翌日には、裏技と称される「VIX指数」を用いたCFD投資についてのページが送られてきました。
24時間限定公開といいながら、数日たった今でもページは公開されたままです。
動画を全て視聴してみましたが、実際に語られているのは大枠の投資スタイルに関する説明だけで、具体的な実践方法や再現性のあるノウハウは出てきません。
投資経験者であれば「時間をかけて見るほどの内容ではない」と感じる可能性が高いでしょう。
動画を最後まで視聴した後は、やはり投資スクール「投資部」への勧誘となりました。
林則行の投資部 費用について

セールスページや「投資部公式サイト」には、なぜか金額に関しての記述が有りませんでした。
無料動画を視聴した後に案内されたスクール受講価格は、275,000円という内容でした。
投資スクールの中には、これ以上の高額な受講料を設定しているケースもありますし、教育サービスである以上、受講料を徴収すること自体は不自然ではありません。
ただ、公式ページで事前に金額を明示せず、無料動画を経由してから初めて価格が提示されるという流れには違和感を感じます。
「無料で学べる」と思って視聴を始めた人にとっては、最後に受講料が提示されることで心理的に判断を鈍らされる可能性もあるからです。
林則行の投資部 口コミ・レビュー
検索してみると、本案件に関するレビュー記事が数多く存在します。
また、スクール受講者と見られる方たちや無料動画を視聴したと思われる方たちの口コミも見受けらられます。
林則行さんの投資部に参加した者ですが、去年参加して今まで1円も稼げておりません。
参加を検討している方はやめた方がいいです。
引用元:https://kabu-sagi.com/post-34214/
今の会社住所は東京と渋谷区になってるし、代表社名が違いますね
入金方法で振込選択しても口座でてこないです
カード決済しかできないようですね。
電話番号にかけても誰も折り返ししてこないです。
引用元:https://kabu-sagi.com/post-34214/
林則行さんの投資部に参加している者です。
去年から近いうちに株は大暴落するから今持っている株はすべて売った方がいいと言われすべて売りました。
しかし、何ヵ月たっても大暴落どころか日経平均は上がり続け今現在に至ります。
株を売らずに持っていたら相当な利益になっておりました。
下がる根拠も話しはしてくれますが、その都度あと2、3ヵ月したら大暴落が来ると言ってもう8ヵ月くらいになります。
残念ですが1円も稼いでおりません。引用元:https://www.spic-int.jp/hayashi-tousibu/
投資部に電話したら、怪しかった。「投資部の◯◯様いらっしゃいますか?」って言ったら「今おりません、先方に伝えておきます」って言われてびっくりして先方?って聞き返したら、しどろもどろでした。投資部の同じ社内の人のこと先方とは言わない。多分電話代行業者が電話受けてます。それにいつ電話しても折返しになるのも怪しい。
引用元:https://www.spic-int.jp/hayashi-tousibu/
【総評】林則行の投資部について

林則行の投資部について無料講座を一通り視聴してみました。
投資スクールが有料であることは、何ら問題はありません。
しかしながら、金額が、内容に見合った妥当なものなのかどうかについては、実際のカリキュラムやサポート体制を慎重に確認する必要があります。
スクールの口コミであったり、運営会社の様子を見ると、個人的には有料サービスである「投資部」への参加は見送ります。
以上、「林則行の投資部」 についてでした。