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GBT International ltd│怪しい海外FX業者について徹底調査│口コミ評判

GBT International ltd
引用元:https://gbt-int.com/

2023年8月12日追記
GBT International を使ったコピートレードに参加した方達から、「出金できない」「連絡が取れない」といった声が上がっています。
すでに、警察への被害届を出されている方もいらっしゃるようですので、GBT International の利用はやめたほうがいいでしょう。

以下は、2023年5月14日調査時点の投稿内容です。


本日は、前回観察した「BCM(ブーストキャッシュマシーン)」で口座開設を促された「GBT International ltd」という海外FX業者についてまとめていきたいと思います。

調査の結果、不審な点がいくつか見られましたので、利用をお考えの方はよくお考えください。

目次

GBT International ltdのWebサイト

前回の記事で取り上げた「BCM(ブーストキャッシュマシーン)」というFX自動売買案件。
こちらの案件で最終的に紹介されたのが「GBT International ltd」なる海外FX業者です。

検索してみたところ、こちらが日本語版サイトのようです。

サイト下部の注意書きには、下記の記述が見られます。

※本ページはGBT運営ではありませんが正規取次ページになり口座等開設はGBTになります。

引用元:https://gbt-inter.com/

そして、こちらがGBTの本サイト

2024年4月現在、日本語版、英語版サイトともにサイトが消滅していることが確認できました。

GBT International ltdは、日本の居住者を対象としていない

日本語サイト、英語サイト共に、注釈として
“この Web サイトは、日本の居住者を対象としたものではありません。”
“This Web site is not intended for residents of Japan.”
の記述が見られます。

日本の居住者を対象としていないとしていながらも、日本人向けページが存在し、公式サイトのアカウント開設フォームにいたっては、日本語のみの表示となっています。

日本人をターゲットとしたサイトであることは、ほぼ確定ではないでしょうか。

サーバー・ドメイン情報

以下、2023年5月14日時点のサーバー・ドメイン情報です。

ドメインgbt-inter.com
サーバーIP13.112.187.226
ドメイン取得日2022年9月7日
SSL証明書の種類ドメイン認証(Let’s Encrypt)

ドメイン情報から見えてくるもの

公式サイトのドメイン、gbt-int.comのDNSルックアップ情報を見てみると、面白いものが見つかりました。
DNSサーバ接続にXserverが利用されています。

gbt-int.comサーバー情報
gbt-int.comルックアップ情報

IPアドレスをドメインに変換するDNSサーバーが、日本のサーバー会社Xserverだということです。

ちなみに、Xserverはおすすめのサーバー会社で、当ブログも利用しております。

ドメインを日本の業者で取得

続いてドメイン情報。
こちらも、日本のネットオウル株式会社が運営する「スタードメイン」でドメイン取得を行っていることが分かります。

gbt-int.comドメイン情報
gbt-int.comドメイン情報

GBT International ltdは、日本の業者を通してドメイン契約を行っていることになります。
海外のFX業者を装っていますが、おそらく中身は日本の業者ではないかと考えられます。

海外FX業者なのに英語検索でヒットしない

GBT International ltdは、日本の居住者を対象としない海外FX業者とのことです。

検索エンジンの設定言語を英語に切り替えて会社名を検索すれば、英語の口コミやレビューがヒットするのではないかと思い、英語検索してみました。

Google(言語設定:英語)検索結果
Google(言語設定:英語)検索結果(2023年5月14日現在)

公式サイトの他に表示されたのは、イギリスにある同名の貿易関係の会社。
GBT International ltdについての、日本語レビューサイトなどはヒットしますが、英語のレビューや口コミはゼロです。

このことからも、GBT International ltdは、日本人をターゲットにしていると考えられます。

サイトのSSL証明書を確認

GBT International ltd公式サイト(gbt-int.com)ですが、URL横に表示される鍵マークからSSL証明書を取得していることが分かります。

金融サイトですのでSSL化してサイトのセキュリティを強化するのは当たり前なのですが、問題は証明書の発行元。

アドレスの鍵マークをクリックして証明書情報を見てみましょう。
と、その前に、クリックしただけでChoromeブラウザから警告が!

Chromeによる警告
Chromeによる警告

このGoogleからの警告、サイトが完全にSSL化されていないということです。
サイトの構造によって、まれにこういったサイトはあるのですが、金融サイトでコレが出てしまうのはOUTといっていいでしょう。

2023年8月12日追記
SSL証明書のエラーが修正されていますね。気づいたかな?
証明書は未だに無料のドメイン認証ですが(笑)

とにかく、SSL証明書情報を見てみます。

SSL証明書情報
SSL証明書情報

予想通り、無料のLet’s Encryptです。

金融サイトのSSL証明書としてはお粗末

誤解のないように先に触れておきますが、無料のSSL「Let’s Encrypt」は、暗号化技術も問題ないとされていますし、暗号化強度も有料のものと同等です。

しかしながら、金融関係のサイトでドメイン認証型の証明書が利用されている場合には注意が必要です。
金融関係のサイトや大手サイトでは、通常、信頼性の高い有料SSL証明書(EV認証型)を利用しています。

マネックス証券/三井住友銀行 は、 Cybertrust(EV認証)
SBI証券は、 SECOM Trust Systems(EV認証)

といったように、最も信頼性の高いEV認証型のSSL証明書を利用しています。

ある程度信用のある企業であるならば、サポートや付加サービス(セキュリティ診断や認証局側の過失で起きた損害の保障)がある、有料SSLを利用しているということです。

金融サービスを提供しているのに、申請も必要なく、誰でも簡単に利用できる無料SSL証明書を利用している時点で、注意が必要な会社であると判断出来ます。

GBT International ltdとは?

公式サイトに記載されている情報から「GBT International ltd」について、調べてみました。

ホームページ記載の住所から見えてくるのは

公式サイトの住所を確認してみましょう。

GBT International ltd
引用元:https://gbt-int.com/company-info.html

Office No.203 Exchange Business Center,
2nd Floor Commerce House
Road Town Tortola
British Virgin Island

Commerce Houseというオフィスビルの2階になっていますが、所在地がタックスヘイブン(租税回避地)として有名なイギリス領ヴァージン諸島であるため、ペーパーカンパニーである可能性があります。

また、南アフリカの住所も記載されていますが、どちらにも電話番号や金融ライセンスの表記がありません。

【重要】有効な金融ライセンスが確認できない

金融ライセンスについてですが、日本語ページでは以下の記述が見られます。

GBT international ltd は、2004 年および2016 年のBVI 事業会社法 (修正を含む) に準拠して、英国領バージン諸島で、「BVI 金融サービス委員会 (FSC)」に正式に登録されています。

引用元:https://gbt-inter.com/

同様に英語版の公式サイトでも同じような記述が見られます。

GBT international ltd is duly registered in the British Virgin Islands with the “BVI Financial Services Commission (FSC)” in compliance with the BVI Business Corporations Act of 2004 and 2016, as amended.

引用元:https://gbt-int.com/company-info.html

イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)のライセンスを取得しているとのことですが、公式サイト内ではライセンス番号を確認することが出来ません。

BVIFSCのライセンス番号は、以下のような形式となっています。

SIBA / L / xx/xxxx(xは数字)

BVIFSCのライセンスを取得している「easyMarkets」のライセンス番号はSIBA/L/20/1135、「iFOREX」のライセンス番号はSIBA/L/13/1060となっています。

BVIFSCのライセンス自体、FX業者が破綻しても顧客資産を保証する制度はなく、金融ライセンスとしての信頼度は高くありません。

GBT Internationalサイト内で証明書として提示されているこちらの画像ですが、法人番号が記されているだけで、金融ライセンスを証明するものではありません。

GBT International ltd法人番号
引用元:https://gbt-int.com/company-info.html

WikiFXの評価

香港発のFX業者評価サイトWikiFXでも「GBT International ltd」のライセンスは、「ノンライセンス」表示となっており評価も10点中0.23と非常にロースコアになっています。

wikiFXによるGBT International ltd評価
wikiFXによるGBT International ltd評価
引用元:https://www.wikifx.com/ja/dealer/8777435512.html

同ページには、海外ユーザーからの書き込みもありました。
英語からの自動翻訳となるため、不自然な日本語ですが大筋は理解できます。

すぐに取引を始めたいと思って GBT に口座を開設しましたが、間違っていました。取引プラットフォームをダウンロードすることは不可能で、カスタマー サービス チームは私の問い合わせに対応するのに何年もかかりました。彼らが最終的にそうしたとき、彼らの反応は役に立たず、満足のいくものではありませんでした. GBT にサインアップしたことを後悔し、代わりに別のブローカーを利用したかったのです。トレーダーとして、信頼性が高く反応の良いカスタマー サポート チームを持つことは非常に重要であり、GBT は役に立ちません。

引用元:https://www.wikifx.com/ja/comments/detail/Co202303237371642435.html

【ネタバレ】口コミやレビュー

レビュー・口コミ

GBT International ltdについてネット検索してみましたが、まだ実際にトレードしている人の口コミは見つかりませんでした。

Yahoo!知恵袋にて、GBT International ltdについての質問が投稿されていましたが、回答も以下のような感じです。

“簡単にペーパーカンパニーが作れる英領バージン諸島と南アフリカ。いずれの連作先にも電話番号がありません。名目上だけの住所の可能性が高いです。金融ライセンスに関する情報もありません。
FX業者としての信頼性は極めて低いです。”

“一応ライセンスの証明と称する画像が付いています。
しかしこの内容を読むと日本でいう法人登録のようなものです。しかも英領バージン諸島は簡単にペーパーカンパニー作れる租税回避地です。名目だけの法人を立ち上げて節税、脱税に利用している人が多数いるわけです。これも名目だけの法人のようなものと思われます。
金融ライセンスと呼べるようなものではありません。”

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12277228232

2023年8月12日 口コミ追記

私も約2週間前に出金申請をしましたが、いまだに出金出来ず、仮面とも連絡が取れなくなりました。みなさんも警察に行って被害届出した方がいいです!

引用元:https://classactionjapan.net/forums/

2023年8月16日追記
当方にも、出金ができない、中間業者と連絡が取れないという口コミが寄せられています。
このブローカーを利用するのはやめたほうがいいでしょう。

GBT International ltdの総評

総評

管理人の意見としては、オススメしません。

調査結果を見ていただければ、オススメしない理由はお分かりいただけるかと思います。

それでも試してみたいという方は(投資は自己責任ですので)止めませんが・・・

自動売買オファーページやSNS等から、IB報酬を目当てにした勧誘が盛んに行われていますので十分にご注意ください。

海外FXのIB報酬とは

海外FX取引所などによるIB報酬とは、紹介したユーザーが実際に口座開設して取引を行った場合に発生する報酬です。
紹介したユーザーの取引量に応じてFX業者側から報酬が支払われます。
また、紹介したユーザーが取引を続ける限り、継続的な報酬(取引手数料の一部)を受け取ることも可能です。
ほとんどの海外FX業者は日本国内の金融ライセンスを取得していないため、IB報酬自体はグレーゾーンと見られています。

以上「GBT International ltd」についてでした。

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この記事を書いた人

このブログは、管理人による日々の商材観察を記録する観察日記です。
商材のことを調べていて当ブログにたどり着いた方の参考になれば幸いです。

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