本日は、『ディスカバリーアカデミー』というアフィリエイト関連商材について取り上げたいと思います。
こちら2016年まで販売されていた「アフィリエイトディスカバリー」というアフィリエイト商材の後継商材みたいだね。
添削付きってところが売りみたいだけど、果たして価値のある商材なのかな?
ディスカバリーアカデミー セールスコピー
まずは、セールスページのコピーをみてみます。
引用元:https://discoveryacademy.jp/
- 月20万円〜100万円のアフィリエイト報酬を稼ぐ仕組みを構築
- 2年間で累計2,000件以上の添削を行なった結果、8割以上が「満足した」と回答!
- 7,000名以上のアフィリエイターと向き合ってきた講師が、動画講義を担当。
- 最低でも3ヶ月、できれば1年継続するだけの気持ちを持ってきてください。
- ブログとメルマガを活用したアフィリエイト手法をお伝えします。
- \1章につき1回添削 /合計12回の添削を受けられる
ブログとメルマガを使ったアフィリエイト手法を学べるということらしいわ。
カリキュラムが12章あって、各章ごとに課題提出して1回ずつ添削が受けられるといのが売りみたいだね。
課題提出しないと次の章に進めないってこと?
部分的に学びたい場合はNGってことか。。。
特定商取引法の表記
販売業者 | 株式会社ディスカバリー |
運営統括責任者 | 長澤悠太 |
所在地 | 〒236-0058 神奈川県横浜市金沢区能見台東1-7-1F |
連絡先 | 050-6869-1028 |
メールアドレス | support@afdiscovery.com |
販売価格 | 24,800円(税込) |
電話番号はIP電話番号ですね。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
株式会社ディスカバリーとは?
販売元である「株式会社ディスカバリー」について調べてみました。
・法人番号指定年月日 平成27年(2015年)10月5日
・法人番号 6011201016613
(法人設立年は2013年4月18日)
株式会社ディスカバリーのホームページは?
こちらが株式会社ディスカバリーのホームページ。
サービスを見ると、情報商材の販売とコンサルしか行っていないようです。
それにしても、商材ページのリンク先がリンク切れになっていたり、運営サイトページで紹介されているサイトが存在していなかったりとサイト管理が杜撰な印象です。
代表者の名前は、小澤竜太となっています。
商材の統括責任者は、長澤悠太となっていますが、小澤竜太と長澤悠太は同一人物です。
株式会社ディスカバリーの所在地は?
特商法に表記された住所(神奈川県横浜市金沢区能見台東1-7)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
こちらのK-SQREビル1階が所在地となっていますが、こちら「A-LOUNGE」というコワーキングスペースです。
こちらのprivate roomを契約しているとすると1人しか入れない部屋のようですので、一人会社でしょうね。
ちなみに、2022年2月に所在地が、東京都港区港南2丁目からこちらに変更になっています。
小澤竜太(長澤悠太)とは?
運営統括責任者は長澤悠太となっています。
小澤竜太は、代表である長澤悠太の別名(ネットでの活動名)です。
1958年12月19日生まれ 福岡県出身
大学卒業後、SEとして東京で就職。
2011年4月にアフィリエイターとして独立するも4ヶ月で月収2万円。
その後、先輩アフィリエイターに出会い、アフィリエイト報酬UPに成功し、2012年5月には月収100万円突破。
2012年12月にアフィリエイト商材「アフィリエイトディスカバリー」を販売開始。
現在は「ディスカバリーアカデミー」販売の他に、メルマガやSNSでの情報商材販売を行っているようです。
ディスカバリーアカデミーの料金は?
販売価格は
24,800円(税込)
買い切り価格となります。
返金・返品保証なし。
ディスカバリーアカデミー商品概要
「アカデミー」や「入学」の文言からオンラインスクール形式かと思いきや、課題を提出して添削サポートを受けるという赤ペン先生方式の教材です。
教材構成
1〜13章までのカリキュラム構成になっており、1〜12章まで1章ごとに課題が提出されます。
課題を提出して、1章ごとに1回、講師による添削を受けます。
課題をクリアしない限り、次の章に進むことはできません。
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)が学べる
ディスカバリーアカデミーで学べるアフィリエイト手法ですが、「ブログ」+「メルマガ」を使ったアフィリエイト手法となります。
ブログでメルマガ登録を促し、ステップメールを使って登録者にメールを自動配信します。
メルマガ内でアフィリエイトを行うことでアフィリエイト報酬獲得を狙うという手法です。
DRMはDirect Response Marketing(ダイレクトレスポンスマーケティング)の略で、商品に対して反応(問い合わせや資料請求・購入)のあった人に、直接サービスや商品を販売するマーケティング手法です。
何らかの反応があった人(見込み客)に対してアプローチするため、不特定多数にアプローチする(マスマーケティング)より高い効果が期待できます。
ディスカバリーアカデミー 考えられるデメリット
ディスカバリーアカデミーで学ぶ場合のデメリットを考察してみました。
アフィリエイトで稼ぐのはとても難しい
いきなりですが、アフィリエイトで毎月それなりの収入を得られるなどと大きな期待をしないほうがイイです。
アフィリエイトで稼ぐのは簡単ではありません。
毎月10万以上稼げる人なんて、ほんの僅かです。
以下は、日本アフィリエイト協議会(JAO)が、アフィリエイトサイト運営者1,000名を対象に実施したアフィリエイト・プログラムに関する市場調査の結果です。
月に5000円も稼げないアフィリエイトサイトが全体の81%を占めています。
月に10万円以上の収入があるのは全体の4.9%です。
しかも、その4.9%の中にはアフィリエイト経験豊富な猛者や、組織的にアフィリエイトを行っている人達が多いのは容易に想像できるかと思います。
稼げている人と稼げていない人の割合を見ても分かる通り、アフィリエイトで稼ぐことは非常に難しくなっているのです。
アフィリエイトを始めようと考えている方は、まず、この現実をしっかりと受け止めましょう。
課題を提出しないと先に進めない
カリキュラム制ということで、1章ごとに課題を提出しないと次の章へ進めないという仕組みになっています。
ブログはWordPressの構築を行わなければならないので、初心者の場合、ここで挫折してしまう人は多いでしょうね。
(4章でWordPressの説明は出てきますが、詳しい構築方法などは一切ないので)
1、2章がマインドセットで構成されているけど、2章分もいらないでしょ?初心者向けにSEOも踏まえたWordPress構築方法を教えてあげればいいのに。
とりあえず、メルマガの内容について学びたい!という人は、途中で挫折すると内容を知ること無く終了です。
添削は各章で1回のみ
課題への添削が、この商材の売りとなっていますが、添削は各章1回しか受けられません。
12章の課題があるので、12回の添削になります。
添削内容に沿って修正したものを再提出して、再添削してもらう。なんてことことはできないということですね。
追加の添削を希望する場合、別途申し込みが必要で、追加費用(噂では1回5000円)が発生します。
添削内容に納得がいかなかったり、不満がある場合はどうなるんだろうね?
添削付きをアピールしていますが、正直、アピールするには弱すぎる内容です。
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)って言ってるけど・・・
メルマガアフィリエイトで稼ぐDRM手法を教えると言っているのに、クリック型広告のGoogleアドセンスなどもある。と、セールスページで謳っているんですよね。
ブログに広告を掲載するアドセンスは、DRMとは全く別物です。
間口を広げて、アフィリエイト初心者を取り込みたいのかもしれませんが、正直これはいただけません。
Googleアドセンスでの収益化を目指すのであれば、この商材を購入しないほうがいいのは明らかです。
ブログのSEO対策は?
セールスページを見る限り、WordPressで構築するブログのSEO対策が無いのが気になります。
「読まれる記事タイトルの付け方」はカリキュラムに含まれるようですが、検索エンジンで上位表示されるためのSEO対策については記述が見当たりません。
アフィリエイト自体はメルマガ内で行うので、ブログは集客(メルマガ登録誘導)のためのツールになります。
集客のためには検索エンジンで上位表示されるための対策は必須です。
グレーな手段のブラックハットSEOを教えろというわけではなく、基本的なSEO対策は教えるべきです。
初心者がブログのSEO対策を行わずに記事を更新しても、競合だらけの世界で検索上位に表示されるのは至難の業です。
【ネタバレ】口コミやレビュー
商材についてネット検索してみると、参考にできそうなコメントやレビューがありましたので、引用してみました。
挫折されてしまった方もいて、添削が一章一回なので、初心者で一回添削されてきちんと書けるようにはならないですよね。
引用元:みあらの副業・お金にまつわる話し(`・ω・)
ちなみに、各章ごとの二回目以降の添削やアドバイスは5000円だそうです。
添削を依頼すればするほどお金が掛かる仕組みになってます。
全ての解説が「手薄」で、集客数を伸ばすコツのようなものは解説していない印象で、要するに「概要のみ」の説明に感じました。
引用元:https://promotionwriter-sugar.com/?p=76
無料で知り得る程度の情報であったり、本屋で「アフィリエイト入門」のようなものを立ち読みすれば分かるような内容にしか感じなかったわけです。
「ディスカバリーアカデミーでは何をキャッシュポイントにしても稼げます!」という部分をアピールしたいのかもしれませんが、この辺りはあまり合理性は感じませんね。
引用元:https://burntherips.com/archives/727
それなら、わざわざ課題提出などの回りくどい作業に時間をかけなくても、それ専門の教材を元に実践した方が手っ取り早く稼げるからです。
ディスカバリーアカデミーの総評
管理人の意見としては、オススメできません。
商材としては、初心者をターゲットにしているようですが、初心者の方で最後まで課題を完遂できる方は稀でしょう。
1、2章でマインドセットについて学びますが、マインドセットに2章も割く必要あります?
その分、詳しいWordPressの構築方法+ブログのSEO対策を追加するほうが初心者には助かります。
しかも、マインドセットの課題と添削って何なんでしょう???
2回分の添削を別の章に振り分けてほしいくらいです。
4章でブログの構築ができずに挫折する人が多数と推測できるので、販売者側は、4章以降の添削ナシで楽ちんです。
なんとか4章を乗り越えてもメルマガアフィリエイトのことが主体となって、肝心のブログへの集客については、内容が薄っぺら。
メルマガ読者は増えず、アフィリエイトでの収益も期待できず。
となるのがオチでしょうから、特に初心者の方にはオススメできません。
セールスページ内にビジネススクールや会費制サービスとの価格比較があり、お得感をアピールしていますが、正直この商材に24,800円の価値があるか甚だ疑問です。
以上、「ディスカバリーアカデミー」についてでした。