本日は『アクセス・トラップ』という、ブログでアフィリエイト報酬を得るための教材について取り上げます。
アクセス・トラップ セールスコピー
まずは、セールスページを見てみましょう。
引用元:https://accesstrap.net/tool/
- ツールで調べて記事を書く簡単2ステップ
- 1日1記事から始める月10万円の収益ブログノウハウ
- アクセストラップは、旬や流行に左右されにくいため、超速で流れるトレンドとは別の温度帯でのんびりマイペースを実現。
- 複雑な仕組み作りも、ひっきりなしの更新作業もいりません。あなたがすることは、ツールで選んで記事を書く、ただこれだけ。
- あらかじめ、アクセスの旬を予測して罠を仕掛けておくことで、その時期が来ればまるで時限爆弾のようにアクセスが炸裂する仕組みを作り上げたのです。
資産型ブログを形成してGoogle AdSenseで稼ごうという商材です。
ブログ形成のノウハウと、特典のキーワードツールが売りとなっているようです。
特定商取引法の表記
販売者名 | 小寺 清美(旧姓:森本 清美) |
住所 | 広島市安佐南区山本2-3-33-303 |
電話番号 | 080ー4553ー9086 |
メールアドレス | info@moririn.net |
販売URL | https://accesstrap.net/tool/ |
販売価格 | 50000円 (税込) |
特商法ページですが、検索避けのためか住所が画像になっています。
会社ではなく個人による商材販売のようですね。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
小寺清美(旧姓:森本清美)とは?
販売者である小寺清美(旧姓:森本清美)について調べてみました。
もりりん
セールスページによるともりりん(小寺清美/森本清美)という人物は
ネットビジネス歴10年ほどで400名以上の塾生が在籍するネットビジネス塾「トレンド最強軍団」の主宰。
メルマガやwebデザイン、コンテンツ販売、コンサルなど、ノウハウ教育を中心に活躍中。
もともとはマクドナルドの店長をしており、広島市在住。
とのこと。
こちらが、もりりん(小寺清美/森本清美)のサイト「ネットビジネス入門書」。
ネットビジネスに特化したブログで、アフィリエイトやWordPressの記事、商材紹介などがメインとなっています。
アクセス・トラップ の料金は?
「アクセス・トラップ」の販売価格は
50,000円(税込)
買い切り価格となります
お試しや返金保証はありません。
販売価格抑制のためにサポートなしとのこと。
初心者にサポートなしだとちょっと厳しいかなといった印象です。
アクセス・トラップ 概要
続いて、アクセス・トラップの概要を見ていきましょう。
■教材PDF
第1章 全体概要編
第2章 ブログ戦略編
第3章 キーワード攻略編
第4章 資産記事マスター編
第5章 ブログ収益化編
第6章 データ解析編
【特典】
■特製キーワードツール
■メンバー限定サイト
■初心者ガイド全5編
■フォローアップメール30日間
初心者向け商材とのことですが、ブログ立ち上げ初心者の方にサポートがないのはかなり厳しいと思います。
アクセス・トラップ のデメリット?
それでは、考えられるデメリットを見ていきましょう。
初心者がサポート無しでWordPressブログを構築するのは大変
教材では、WordPressでのブログ構築を教えるとのことですが、個別サポートはありません。
高額な教材を購入しようという方は、つまずいたときに質問できるサポート体制を望まれる方が多いのではないでしょうか?
そういう人は、せめてWordPress構築くらいまではサポートがないと厳しいと思います。
WordPressの構築はネットで調べたり書籍を参考にすることでも構築できます。
しかし、調べる労力をかけたくないという方は、教材を見るだけでブログ構築するのは難しいでしょう。
Googleアドセンスの審査は年々厳しくなっている
広告収入獲得の手段としてGoogleアドセンスを利用するため、審査申し込み、広告設置運用のマニュアルなど学べるようになっているようですが、Googleアドセンスの審査は年々厳しくなっています。
初心者の方は、何度も審査に落ちるということがよくあります。
サポートがあれば改善点を指摘してもらえますが、サポートなしでは悪い点がわからず何度も審査申請を行うことになります。
記事の量産が必要
これは、ブログで収益を得ようとするならば必ず必要な作業ですが、1日に1記事を作成するのは意外と大変です。
狙ったキーワードで記事を書く方法なので、キーワドについて詳しくなければ調査が必要ですから、調査だけでも結構時間を取られます。
私も1つの商材の記事を書くために、商材のリサーチ、口コミなどの検索で1時間以上は時間を取られます。
1記事作成するのに2、3時間かかるなんてこともザラです。
せっかく、それだけ時間をかけて調べたのだから
記事にして残しておこうというのが、このブログの始まりですし。
初心者の方は、WordPressの管理画面に慣れる時間も必要ですから、はじめは1記事を書くだけでも相当の時間を要します。
ですので、すぐに稼げるようになるということはありません。
キーワードツールの精度が不明
セールスページを見る限り、このツールだからこそ!の機能があるようには思えないんですよね。
単語分解機能がスゴイ的なことが書いてありますが、この機能を使っても経験と分析力がないと使える機能にはならないと思います。
少し時間はかかりますが、キーワードを調べるなら無料のキーワードツール等でも十分です。
初心者の方なら勉強にもなりますし、はじめは無料のものを使ってみるのもオススメです。
ネタバレ(口コミやレビュー)
商材についてネット検索してみると、
参考にできそうなコメントやレビューがありましたので、いくつか引用してみました。
同じアドセンスで稼ぐ系の下克上には一カ月のサポートがついていますが、アクセストラップには全くサポートはついていません。
引用元:http://affiliatebiz3333.blog.fc2.com/blog-entry-22.html
初心者にとってサポートがついていないのははっきり言って致命的です。
結局のところ上位検索をねらうためには、良質な記事を書く必要があります。
引用元:https://moneytopics-truth.com/accesstrap
ソフトに頼るとみんなが同じような記事になってしまうので、教材を実践者が多くなるほど似たような記事が増え長期的に稼ぐ事が難しくなるでしょう。
アクセス・トラップ の総評
管理人の意見としては、オススメできません。
サポートもありませんし、50,000円の価値はないと思います。
広告収入を得る手段としてGoogleアドセンスを利用するとのことですが、ディスプレイ広告の平均クリック率って0.3%とかです。
参考:https://www.wordstream.com/average-ctr
1クリック0.5円とか1円の広告収入で稼ごうと思うと、相当なアクセスを集める必要があります。
記事のカテゴリにもよりますが、月間で50万PVとかいかないと月10万円の収入は無理でしょう。
月に50万回ページが閲覧されるって相当なサイトです。
キーワードツールを使って、たまたま選んだキーワードが嵌ってPVが伸びたとしてもGoogleのアップデートで低クオリティのサイトと見なされると一気にPV数が下がるなんてことも良くあります。
結局のところ、需要のあるキーワードを狙ってクオリティの高いコンテンツを地道に投稿し続ける正攻法が、アクセスを集められるブログなんですよね。。。
以上、「アクセス・トラップ」についてでした。