本日は、「急騰銘柄にあった共通点」という電子書籍無料プレゼントに申し込んでみたお話です。
You Tube広告で流れてきたんだよね。
前にも似たようなものがあったよね。
投資関係の電子書籍の無料プレゼント。
CLASS セールスコピー
広告から誘導されたページにアクセスしてみると、CLASS(クラス)という投資サービスによる電子書籍無料プレゼントのようです。
引用元:https://tp-classes.com/lp01stwx2/
- 短期急騰銘柄大解剖
- 電子書籍無料プレゼント中!!
- 日経平均株価下落のタイミングでも短期急騰銘柄を見つけることは不可能ではありません
- 「急騰銘柄にあった共通点」が今なら無料でもらえる!
メール登録で電子書籍をもらえるとのことですが、無料電子書籍プレゼントから投資サービスのオファーへの流れが、過去観察した「Needs」「Lead」「Step」と似ているような気がします。
サーバー・ドメイン情報
以下、2023年4月2日時点のサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | tp-classes.com |
サーバーIP | 157.7.193.73 |
ドメイン取得日 | 2022年12月23日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証(Let’s Encrypt) |
特定商取引法の表記
販売業社 | 合同会社フォール |
所在地 | 〒376-0056 群馬県桐生市宮本町4-6-11 |
お問い合わせ窓口 | 0120-137-107 mail@tp-classes.com |
運営責任者 | 秋元 利雄 |
サービス名 | CLASS |
販売価格等 | 商品ページ毎に記載 |
後に判明しますが、登記住所と本店住所が異なり、特商法に記載されているものは登記住所になります。
上記の特商法は主なものを一部抜粋して掲載しています。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
合同会社フォールとは?
特商法に記載のある「合同会社フォール」について調べてみました。
・法人番号指定年月日 令和4年(2022年)11月17日
・法人番号 4070003004715
(法人設立年月は不明)
合同会社フォールの所在地は?
特商法に表記された住所(群馬県桐生市宮本町4-6-11)をGoogleストリートビューで確認してみると以下の建物が表示されます。
え?
申し訳ないけど、こんなところに投資関連の会社があるとは思えないよ。
メール登録後に案内されるサイトでは、こちらの住所が登記上の住所であることが分かります。
なぜこちらの住所を表に出して、メール登録者しか閲覧できないサイトに本店住所(東京都内)を記載しているのでしょうか?
こちらの住所を記載するより、本店住所を記載したほうが信用度は高いと思うのですが・・・
CLASSの電子書籍プレゼントを申し込んでみた
セールスページからメール登録を行うと、早速メールが届きます。
電子書籍はポイントと引き換えることが出来るようで、無料でポイントを受け取りました。
早速、案内されたページで電子書籍に引き換えてみます。
電子書籍と投資ツール
無料ポイントで、「急騰銘柄の共通点」に加えて「今、最良の投資ツール」なるWパックを受け取ってみました。
電子書籍については、PDFなどではなくWEBページにまとめられたものでした。
正直、目新しい情報はなく、WEBで調べられるようなもので、これなら受け取る必要はなかったかなという印象です。
まぁ無料ですしね。
最良の投資ツールは、CLASSが提供しているわけではなく、投資サイト「Major」というところが提供しているとのこと。
このツール、「EXトレード」なるFX自動売買ツールですが、こちらについては改めて観察してみたいと思います。
なぜ、誰でも閲覧できるサイトではないなのか?
ここまで来て、とても疑問に思ったことがあります。
CLASSのサイトには、サービス概要やアナリストの紹介、利用者のインタビューなどが掲載されているのですが、こちらのサイト、受信したメール記載のURLをクリックしないとアクセスできない仕様になっています。
アクセス後はCookieとセッションでアクセス管理されています。
普通にアクセスしてもサイトを閲覧できないようにしているのはなぜでしょう。
誰でも閲覧できるようになっていると都合が悪いのでしょうか?
誰でも閲覧できるサイトでサービスを案内したほうが、多くの人にアピールできるのに、メールアドレス登録したユーザーのみがサイト閲覧できるようにしている意図が不明です。
合同会社フォールは投資顧問ではなく投資教材を提供
過去観察した「Needs」「Lead」「Step」と同じような展開であることを触れましたが、これらの商材を扱っている業者は関東財務局より「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」を受けています。
合同会社フォールのホームページによると、同社は投資教材を提供している会社とのことですので、必ずしも登録業者である必要はないかと考えます。
一応、金融庁による金融商品取引法の登録を受けた業者であるか確認してみましたが、金商の登録はありませんでした。
ホームページで投資教材を確認できない
受信メールからアクセスできるポイント利用ページにて、初心者向け教材らしきものがありますが、こちらナゼか「ご利用枠が全て埋まりました」と表示されており交換ができないようになっています。
その後、ホームページを隅々まで見たのですが、どこにも教材の紹介がありません。
投資教材を提供している会社のはずですが、ホームページ内に教材が見当たらないのはナゼでしょうか?
【ネタバレ】口コミやレビュー
CLASSおよび合同会社フォールについて調べてみましたが、まだ設立されて間もない会社のためか情報が見つかりませんでした。
今後、口コミ等が見つかれば随時追加していきます。
CLASSの総評
管理人の意見としては、オススメできません。
電子書籍については、ネットに出ているような情報でしたので、あえて登録する必要もないかなと思います。
CLASSは、投資教材を提供しているとのことですが、ホームページ内では、「申し込みできない初心者向け教材」以外の教材を見つけることはできませんでした。
これでは、投資サイト「Major」のFX自動売買ツール「EXトレード」を勧めるためだけにサイトが存在しているのではないかと思われてしまいそうです。
メンバーサイトでしか「本店住所を明かしていない」「メインサービスである教材が確認できない」「アナリストの名前と経歴を検索しても全くヒットしない」と不思議な点が多いため、サービス利用を検討している方は、よくお考え下さい。
以上、「CLASS」についてでした。