本日とりあげるのは「SMA CAN」という案件。
「WEBオーナー収入」という聞いたことのない稼ぎ方のようですが、一体どんな仕組みなんでしょうか。
SMA CAN(スマキャン)セールスコピー
まずは、誘導口となるセールスページのコピーを拾ってみます。
引用元:https://eud7d6jgns.com/ylp13-5/
- スマホ・タブレットだけで自宅で着実に収入を得るオーナー収入をついに無料公開
- 完全放置で翌日から収益発生
- 経験ゼロの初心者でもWEBオーナー権利収入で安定した収入を得ています。
- 完全先着順で無料モニターを大募集
- すでに全国で30万人以上が受講
- 「WEBオーナー権利収入」は初期費用もなく誰がやっても全く同じ結果が出る再現性100%の稼ぎ方です。
「全国で30万人以上が受講」や、「再現性100%」などといった、にわかには信じがたいワードが見られます。

LINE登録後に展開されるページは、別のURLなんだよね。



そう。だから、「再現性100%と書いてあったじゃないか!」と文句言われても、「ウチとは関係ないページだ」っていうことになりかねないね。
サーバー・ドメイン情報
以下、2023年9月20日時点のセールスページのサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | eud7d6jgns.com |
メインIP | 2a06:98c1:3121::3 |
ISP | Cloudflare Inc |
ドメイン取得日 | 2023年6月2日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証型(Google Trust Services LLC) |
セールスページでLINE追加後には、別URL(SMA CAN)のページが現れます。
ドメイン | woi-smacan.com |
サーバーIP | 13.251.254.60 |
ISP | Amazon |
ドメイン取得日 | 2022年5月24日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証型(Amazon) |
SMA CAN自体は、1年前から公開されている案件のようです。
今回、入口となったセールスページは、6月以降に新たに作成されたと考えられます。
(9月25日時点、セールスページが削除されているのが確認できました。)
特定商取引法の表記
セールスページの下部には、特商法のリンクがあります。
販売業者 | IDEAS GROVE PTE.LTD. |
所在地 | 1 Coleman Street #10-06 The Adelphi Singapore 179803 |
---|---|
表現、及び商品に関する注意書き | ご購入された商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。 |
特商法に記載されているのは、上記の3項目のみ。
しかも、検索避け、コピー避けのためか画像化されています。
海外法人ですし、電話番号等も記載されていないので、サポートや何かあった場合の対応が非常に不安です。
また、海外法人であるため、日本国内の法律が適用されないおそれがあります。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられているので、特商法の表記がないものには注意が必要です。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
IDEAS GROVE PTE.LTD.とは?
販売業者である「IDEAS GROVE PTE.LTD.」について調査してみました。
こちらが公式サイト。(https://ideasgrove-sg.com/)


引用元:https://ideasgrove-sg.com/
ん??
このサイトどこかで見覚えが・・・


BPOINT PTE.LTD.という会社のホームページとそっくりですね!
BPOINT PTE.LTD.は、以前、取り上げた「オンライン収入NEXT」の販売業者です。
テンプレートを使ったのでデザインが同じだという意見もあるかもしれませんが、事業内容まで全く同じなのは不自然ですよね?
2023年9月20時点の、両サイトのサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | b-point-sg.com |
サーバーIP | 52.76.201.96 |
ISP | Amazon |
ドメイン取得日 | 2021年6月17日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証型(Amazon) |
ドメイン | ideasgrove-sg.com |
サーバーIP | 13.229.42.70 |
ISP | Amazon |
ドメイン取得日 | 2023年5月31日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証型(Amazon) |
IDEAS GROVE PTE.LTD.のドメインは、今年の5月に取得されており、法人設立も今年の5月です。



日本にいながら、リモートでシンガポールで法人を設立することも可能ですし、この会社が本当に現地で営業実態があるかは不明です。
ちなみに、特商法のページは他にも存在していて、こちらのページでは、販売業者が「IDEAS GROVE PTE.LTD.」ではなく「BPOINT PTE.LTD.」となっています。


引用元:https://ideasgrove-sg.com/policy-lp/


引用元:https://woi-smacan.com/lp-policy/
寺澤英明とは
公式アンバサダーを名乗る「寺澤英明」ですが、オンライン収入NEXTの公式プロモーターとしても登場していた人物です。


寺澤英明
神奈川県出身。54歳・さそり座・O型。
サラリーマン時代に外資系証券会社で培った
広く深い業界見識とコネクションはさることながら日本で約3,000名しかいないテクニカルアナリストの資格を持つ敏腕コンサルタント。
ビジネス界の重鎮とパートナー契約を結びながら活動する一方、
自身でもオフラインでコミュニティを持ち400名以上の生徒に不労収入の道を提供している。
引用元:https://woi-smacan.com/line27/fn1-smacan/
上記がセールスページ内に記載された「寺澤英明」のプロフィール。
オンライン収入NEXTを検証した際にも触れましたが、日本で約3,000名しかいないテクニカルアナリストの資格保持者とのことですが、テクニカルアナリストが3,000人しかいないのは、単にマイナーな資格だからです。
投資分野においてメジャーな資格は「証券アナリスト」です。
外資系証券会社にいたのに、「証券アナリスト」資格は持っていないのでしょうか?
「証券アナリスト」と「テクニカルアナリスト」資格の難易度には大きな差があり、1次試験の合格率を比べても、証券アナリストの合格率が50%なのに対し、テクニカルアナリストの合格率は80%を超えています。
「テクニカルアナリスト」資格3次レベル(MFTA®)の試験であれば難易度もUPするようですが、プロフィールに取得レベルが記載されていないところを見ると、1次(CMTA®)、2次レベル(CFTe®)の資格しか取得していないのでしょう。(どちらも合格率80%以上)
3次レベルの試験に合格しているのであれば、堂々とプロフィールに書くでしょうし。



1次レベルであれば、合格難易度も低めに設定されているので、資格獲得が趣味の方や、テクニカル分析の基本知識を学びたい方には、おすすめの資格かもしれませんね。
とにかく、この寺澤英明という人物、(たいした資格はないけど)敏腕コンサルタントとして活躍している、みたいです。
SMA CAN(スマキャン)のLINEに登録してみた


以前検証したオンライン収入NEXTは、「自動売買」、「上場予定の仮想通貨への投資」などで稼ぐといったものでした。



Bitcastleに上場された仮想通貨が、速攻で大暴落して、稼ぐどころか大きなマイナスとなって、集団訴訟の動きもあったわけですが、今回のSMA CANは大丈夫でしょうか。
LINEアカウントの所属国はオーストラリア
SMA CANの「WEBオーナー権利収入」の仕組みを確認するために、LINE登録してみました。


LINEアカウントの所属国はオーストラリア。
販売会社はシンガポールだしLINEはオーストラリアだし、もうなんなんだ。
LINE登録後には、段階的にメーッセージが送られ、説明動画を視聴することになります。


引用元:https://www.youtube.com/watch?v=S8ljOVM13Fk
動画内では、具体的な稼ぐ仕組みは明かされず、詳しい内容を知るためには、WEBセミナーに参加しなければなりません。
SMA CAN(スマキャン)の稼ぐ仕組みとは


LINEでメッセージを受け取り続けると、「SMA CAN」の稼ぎ方が「オンライン収入NEXT」に酷似していることが判明します。
オンライン収入NEXTは、「自動売買システム」と「上場予定の仮想通貨への投資」で稼ぐものでした。
上場された仮想通貨(OrbitやDrop)は、上場直後に大暴落してほぼ無価値になりました。
SMA CANも「上場前仮想通貨Growへの投資」と「FX自動売買システムのライトニングトレーダー」の2本立てで稼ぐといった内容です。
GrowもOrbitやDropと同様、配当型コインで、2023年12月に1枚10円でbitcastleに上場予定とのこと。
大暴落したOrbitやDropと同じですね。
しかも、上場先もbitcastle。
寺澤英明がプロモータを務めた「オンライン収入NEXT」にて上場された仮想通貨がどのようになったのか、以下、再掲しておきましょう。
2021年12月に上場されたOrbit(オービット)
「オンライン収入NEXT」では、上場前のOrbit(オービット)という仮想通貨を1枚1円で会員に販売していました。
「上場前のプレセールだから安く買える」、「配当型コインだから毎日配当が受け取れる」「特別に会員にだけ販売」、「上場したら価値が10倍になる」「2021年中に上場しない場合、全額返済」などの文句に誘われて購入した人多数。
Orbitは、2021年12月、年内ギリギリに約束通りシンガポールの仮想通貨取引所Bitcastle(ビットキャッスル)に上場されるのですが、上場直後に大暴落。
ほぼ無価値の仮想通貨となってしまいました。
2022年12月に上場されたDrop(ドロップ)
Orbitの大暴落をものともせず、「オンライン収入NEXT」は次なる仮想通貨のプレセールを行います。
その名も「Drop(ドロップ)」
こちらは、「上場後に5倍の値がつく」という話で会員向けに販売されたようです。
2022年12月に、またまたBitcastle(ビットキャッスル)に上場されるのですが、ご想像通り上場直後に大暴落。
Bitcastleについて
あくまでも個人的な意見ですが、仮想通貨の売買プラットフォームに「Bitcastle」を利用したいとは思いません。
というのも、過去にBitcastleのみで上場が行われた仮想通貨が上場直後に大暴落を起こしたことがあったり、出金出来ないという口コミが多かったり、サポートに連絡しても返事がないなどの口コミが散見されるためです。
- ARBコイン
-
加藤浩二のクリプトシェアコミュニティでプレセールされた仮想通貨。
上場後に大暴落。集団訴訟プラットフォームmatomaにてスレッドあり。https://mato.ma/project/arb-katou - Join
-
本田健のLiberty Project(動画には加藤浩二がインタビュアーとして登場)で販売。
Bitcastle上場後に大暴落。その後2021年1月に上場停止へ。JOINを私の名義で110万円、子供の名前で20万円振り込み、JOINを購入してしまいました。
引用元:https://mato.ma/project/liberty-hondatakeru
最初はこの広告を聞くだけで毎月50万円の広告収入をもらうことができると言う話にどうやったらもらえるのかと思っていたのですが、本田健の誠実そうな顔に嘘をつくような人ではないと信じきった私が馬鹿を見ました。
現在確かにJOINは上場しましたが、今のJOINの価値は、とても低く日本円に直しても1万円になるかならないかぐらいの価値しかありません。 - Iris
-
大谷健、加藤浩二が関わる「ハチプラ」という案件で、Irisトークンを販売。
上場後に大暴落。私は60万円、やられました
引用元:https://komeda.shop/review/2021/11/iristoken.php
最初は携帯電話で会話できたのですが直ぐに不通になりました、
いまだに、なにか企んでいるみたいです - ホープコイン
-
澤村大地のネオプラス(動画には加藤浩二がインタビュアーとして登場)で販売。
上場後に大暴落。
こちらの掲示板には被害者の書き込みが大量に・・・ - Orbit
-
寺澤英明のオンライン収入NEXTで販売。
2021年12月上場後に大暴落。 - Drop
-
寺澤英明のオンライン収入NEXTで販売。
2022年12月上場後に大暴落。
上記に上げた仮想通貨上場先が全て「Bitcastle」なのは、偶然なのか、たまたまなのか・・・
「Bitcastle」のCEOは、日本人の関根義光(別名:せきねもん)という人物です。
彼についてここで述べる気はありませんので、気になる方はご自分で検索を。
SMA CAN(スマキャン)の口コミやレビュー


SMA CANの口コミを調べてみましたが、Grow上場前のためか、これといって参考になりそうな口コミを見つけられませんでした。
自作自演の高評価レビューが存在?
SMA CANが怪しいと指摘するブログはいくつも確認できますが、逆に稼げると主張するブログもいくつか見受けられます。
SMA CANを持ち上げるブログは、オンライン収入NEXTについても同様の記事が投稿されているのですが、これ全部自作自演の可能性が高いです。
というのも、SMA CANの公式サイト(https://smacan-owner.com/)、オンライン収入NEXTの公式サイト(https://online-income-next.com/)と、サーバーIPが一致しているのです。
こちらがSMA CAN、オンライン収入NEXTのサーバーIP(162.43.116.78)


両案件の高評価レビューを書いているブログ
カイシャの味方(https://company-supporter.com/1771/)
ネットビジネスまとめブログ(https://net-business-info.com/2022/06/26/smacan/)
ネットビジネスラボ(https://net-business-labo.com/smacan-hyouban/)


ヨイショ記事を書いているブログのサーバーIPが全て、SMA CAN、オンライン収入NEXT公式サイトのサーバーIPと一致しています。
たまたま同じサーバーに格納されている可能性もゼロではありませんが、偶然と言うにはちょっと無理があります。
おそらく、これらのブログとSMA CAN、オンライン収入NEXT公式サイトの運営者、管理者は同一であると考えられます。
OrbitやDropに関する口コミ
Growではありませんが、寺澤英明が関わったオンラインNEXT収入でプレセールされていたOrbitやDropに関する口コミを再掲しておきます。
ご指摘ありました通り、Orbitは上場1日目にして大暴落しました。
引用元:http://blog.livedoor.jp/hammy_/archives/29859357.html
2021/12/29 19:00現在 10万円が920円になりました。
集団訴訟されたいという方々いらっしゃいましたら、協力したい次第でございます。
恐らく、一般の方で売却出来た方はいらっしゃらないのではと思います。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12273045647
私も当日は気になっていたので、11時ジャストにbitcastleを開きましたが、その時はすでに…。
売却するにも、紙くず同然の価格ですし、上場後の最安値からはいくらか価格が戻って来ているので、このま放置するしかないのかなとも思っています。
仮想通貨Drop(ドロップ)について。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12275220307
ネクストサロンというところから上手いこと言われ数百万円振り込みました。
そして、先日上場したのですが一瞬で1/1000ほどの価値になり、ぱーです。
振り込んだ自分が愚かで馬鹿だったのですが許せません。
SMA CAN(スマキャン)の総評


管理人の意見としては、オススメできません。
Growは、2023年12月28日に上場予定とのことですが、触れ込み通り上場時に10倍になっても、一瞬で暴落するのではないでしょうか。
過去、同じようにbitcastleに上場された仮想通貨の例を見ても、とても収益が出るとは思えません。
当ブログの検証結果を読んでも、「やっぱりGrowに投資したい」と言う方を止める気はありません。
投資は自己責任ですから。
私なら絶対に参加しませんけどね。
以上、「SMA CAN」についてでした。