本日は、日本初上陸オートトレードシステムをうたう「IFT(Iris Flagship Trade)」についてです。
日本初上陸って何が?
またまた、ツッコミどころ満載な案件だね。
IFT(Iris Flagship Trade) セールスコピー
それでは、IFT(Iris Flagship Trade)のセールスページからコピーを拾ってみましょう。
引用元:https://ift2000.com/public/lp/
- 日本初上陸の最先端のネットビジネス
- 国内ですでに10万口座達成!
- 日本初上陸のオートトレードシステム!!
- 日本版で進化したIFT(Iris Flagship Trade)は、知識や経験は全く必要ありません。
- 数分の簡単操作で10万円以上の利益が得られる最先端のトレードです。
ちょっとこれは。。。
信じられない言葉しか並んでないんだけど。
サーバー・ドメイン情報
以下、2023年7月1日時点のサーバー・ドメイン情報です。
ドメイン | ift2000.com |
サーバーIP | 162.43.116.94 |
ドメイン取得日 | 2022年12月22日 |
SSL証明書の種類 | ドメイン認証(Let’s Encrypt) |
ドメイン取得から半年と、まだ新しいサイトであることが分かります。
特定商取引法の表記
以下、特商法ページに記された内容です。
会社名 | Adjustment service copany |
運営責任者 | Atharv Das |
住所 | 15F Frabelle Business Center, 111 Rada, Legazpi Village, Makati, Philippines |
販売事業部 | Adjustment service copany |
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
Adjustment service copanyとは?
特商法にある会社名をよく見ると、「Adjustment service copany」となっています。
copanyってなんでしょうね?
コパニー?コポニー?コーポーニー?
そんな英単語、聞いたこと無いのですが。
もしかしてCOMPANY(カンパニー)と言いたかったのでしょうか?
COMPANYをCOPANYと書き間違えているとしたら、なんともお粗末ですね。
会社住所はフィリピン・マニラ
特商法にある住所(15F Frabelle Business Center, 111 Rada, Legazpi Village, Makati, Philippines)は、フィリピンのマニラ。
こちらのオフィスビル15階が会社所在地となっています。
この住所やビル名と会社名(一応、copanyとcompanyの両方で検索)で検索をかけてみましたが、おかしなことに全くヒットしません。
記載住所にオフィスビルは存在していますが、このビルに入居している証拠が全く見つからないということになります。
英語検索してもヒットしない会社
日本初上陸をうたっているので、英語検索すればヒットするかもしれないと、検索言語設定を英語にして検索してみましたが、やはりヒットしません。(一応COMPANYにして検索)
似たような名前の会社名は表示されますが、トレードとは関係のない業種です。
要するに、オンライン投資「IFT」を事業としている会社は、日本国外に存在していないのではないかと考えられます。
【潜入】IFT(Iris Flagship Trade)のLINEを友だち追加してみた
そもそも、オンライン投資を始めるのに、なぜLINEの友だち追加が必要なのか大いに謎ですが、とりあえずLINEを友達追加してみます。
友だち1万3千人超えとは、なかなかの集客力ですね。
が、しかし、10万口座達成したと豪語している割には友だちが少なくないですか?
こちらのLINEを友だち追加すると、早速別のLINEアカウントを追加するように指示されます。
複数のLINEを追加させるのは、怪しい(悪質)案件の特徴でもあります。
その後、無料トライアルの案内があり、メールアドレスを登録する流れになります。
IFT(Iris Flagship Trade)のトレードは危険?
結論から申し上げますと、IFT(Iris Flagship Trade)のトレードは危険と言わざる得ません。
メール登録後に送られてきたURLにアクセスするとトレード画面になるのですが、IFTのトレード画面は、相場との連動が見られないデモトレード画面でした。
口座には、すでにプレゼントの50万円が入っている状態。
口座の残高を出金するためには、電話番号を知らせて連絡を待つことになります。
過去の類似案件から察するに、出金するためには手数料等の名目で金銭を要求されるのではないかと予測できます。
とにかく怪しい案件には関わらないこと。
電話番号を知られると、しつこく電話がかかってくる可能性があります。
IFT(Iris Flagship Trade)の総評
管理人の意見としては、オススメできません。
IFTは、日本初上陸をうたいながら、海外で展開されている様子が無いトレードシステムです。
おそらく運営者は日本国内に存在しており、日本人をターゲットにしたものだと考えられます。
デモトレード画面は相場に繋がっておらず、SSL証明書も金融サイトではあり得ないドメイン認証型。
- 会社名にミス表記がある
- 海外に存在しないであろう会社
- LINEアカウントを複数追加させられる
- デモトレード画面が相場と繋がっていない
他にもツッコミどころはたくさんですが、きりがないのでメインどころだけ。
とにかく関わらないほうが良いでしょう。
以上、「IFT(Iris Flagship Trade)」についてでした。