本日は、以前検証した「セブンプロジェクト」の続報です。
別URLでのセールスページ
先月取り上げた「セブンプロジェクト」について、別のセールスページがありましたので、以下に共有いたします。
参照元:https://mumzy4v6.com/Saiki4-3/
商材の販売会社は、前回検証時の「IDEAS GROVE PTE.LTD.」ではなく、「WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.」という会社です。
LINEに登録を行い内容を確認しましたが、同じLINEアカウントで運用されており、「セブンプロジェクト」に繋がりました。
I-LAND7(アイランド7)のセールスページ
誘導口となるページは、以前検証した「セブンプロ」というセールスページとほぼ同じですが、URLやページ名(アイランドセブン)は異なります。
参照元:https://mumzy4v6.com/Saiki4-3/
I-LAND7(アイランド7)サーバー・ドメイン情報
利用サーバーは、以前検証した「セブンプロジェクト」のセールスページと同じサーバーです。
参照元:https://webwise-sg.com/policy-lp/
ドメイン | mumzy4v6.com |
サーバーIP | 103.3.2.119 |
ISP | Xserver Inc. |
ドメイン取得日 | 2024年8月9日 |
SSL証明書の種類 | Let’s Encrypt |
ドメインも、以前検証した「セブンプロ」というセールスページのドメインと同日に取得されています。
I-LAND7(アイランド7) 特定商取引法の表記
以下、I-LAND7(アイランド7)の「特定商取引法に基づく表記」です。
販売業者 | WEBWISE SOLUTION PTE. LTD. |
所在地 | 160 Robinson Road, #14-04 Singapore Business Federation Center Singapore (068914) |
メールアドレス | support@webwise-sg.com |
表現、及び商品に関する注意 | ご購入された商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。 |
「セブンプロジェクト」では、「IDEAS GROVE PTE.LTD.」が販売業者とされていましたが、こちらは「WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.」という法人になっており、電話番号も表記されていません。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
- 代金(対価)の支払時期、方法
- 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照:特定商取引ガイド
WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.について
新たに出てきた販売業者「WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.」ですが、調べてみると、設立から1ヶ月程度しか経っていない新会社であることが分かりました。
所在地である住所を検索すると、かなりの数の会社がヒットしました。
表示された会社の1つを調べてみると、上記住所が「バーチャルアドレス」であると表示されました。
以上の点から、「WEBWISE SOLUTION PTE. LTD.」は約1ヶ月前にシンガポールのバーチャルオフィスサービスを利用して設立された可能性があると推測されます。
I-LAND7(アイランド7)は、セブンプロジェクト
I-LAND7(アイランド7)のセールスページからLINE登録を行うと、以降の流れは「セブンプロジェクト」と同じですので、気になる方は「セブンプロジェクト」の記事を参考にしてください。
仮想通貨AXELが上場されるのは、Bitcastle
昨日、セブンプロジェクトから、新規上場されるアルトコイン「AXEL」の超特大BIGキャンペーン開催のメッセージが届いていました。
このコインが上場される取引場は、「bitcastle」
11月6日に、金融庁から警告書が発出された業者です。
WikiFXでの「bitcastle」の評価は、0.22の低評価となっています。
X上での評価を、以下にいくつか引用してみます。
毎日お金配りを広告に(配ってない)影響力をつけたせきねもんが運営のBitcastleは当時取引状況見てたけど、分かりやすく板も酷ければ約定もしてないのに取引高たくさんあるように表示してた記憶があります
実際の取引高は1万分の1とかだったんじゃないかな金融庁引用元:https://twitter.com/piroro_crypto/status/1862375491757646328
Bitcastleとは、関根義光氏(通称:せきねもん)が運営する海外取引所である。
彼は過去に世界から貧困をなくすために #WPC という #仮想通貨 を発行した。
しかし、その仮想通貨を購入した人が貧困になるという本末転倒な結果に..引用元:https://twitter.com/BTC_Bomber/status/1862094119780376861
プロモーションで釣って出金しない&IBパートナーを極悪IBパートナー扱い&口座凍結
こういうブローカーは徹底的に排除されるべきだと思うので絶対に登録して入金はしない事引用元:https://twitter.com/manbou_FX/status/1782136836082831764
過去には、Bitcastleのみで上場された仮想通貨が上場直後に大暴落した事例があったほか、出金ができないという口コミや、サポートに連絡しても返答がないといった声も見受けられます。
そのため、利用にあたっては十分な注意が必要でしょう。
参照元:https://hanyoku84.ch/forums/topic/ビットキャッスルは出金やログインできない口コ/
加藤浩司(当時は加藤浩二名義)のクリプトシェアコミュニティでプレセールされたARBという仮想通貨が、Bitcasle上場後に大暴落となり、集団訴訟プラットフォームmatomaにもスレッドが建てられる事態となりました。
詳しくは、過去の記事を参照ください。
12/30追記:AXEL上場後の価格は?
12月27日に「bitcasle」に上場された「AXEL」ですが、現在の価格(12/30)は、上場時の7倍どころか、−98.89%(約10分の1)となっています。
もちろん、相場の動向次第では今後変動する可能性もありますが、現時点での状況に加え、商材販売者やプラットフォームの評判についても十分に考慮する必要があると思います。
以下、Xより引用
#AXEL という仮想通貨について、誰も書いていないので敢えて記載します。結論から言います。27日11時、上場直後に大暴落。元本割れの状態に…つまり胴元が日本円で荒稼ぎし、出汁を取った後のカスの様なAXEL付与。7倍という話は何処に行ったのやら…
引用元:https://twitter.com/en_ojisama/status/1872668368005902705
I-LAND7(アイランド7)・セブンプロジェクトの総評
以上「セブンプロジェクト」の続報および調査結果です。
参加を検討されている方は、今回の検証も参照されたうえで、慎重な判断を行うことをおすすめします。