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クレディ・スイスを装った怪しい「還元オファー」に要注意!

クレディ・スイスを語る還元キャンペーン
引用元:https://yonrousan.com/alpha/

本日は、「クレディ・スイス」を語るオファーについての注意喚起です。

「数億円が当選したので、数千円の手数料を支払え」という典型的な手口ですので、絶対にこのような案件に関わってはいけません。

目次

CDS セールスコピー

まずは、セールスページですが、複数パターンのページを確認済です。

ページ内では「クレディ・スイス」ではなく、あえて「クレディス銀行」や「CSD」といった聞いたことないが、似ている名称を名乗ってきます。
世界的に有名な「クレディ・スイス」と関係があるかのように錯覚させるための手段ですが、「なんか有名っぽいし、大丈夫そう」と思わせる狙いが見え見えです。

ちなみに、「クレディス銀行」などという銀行は存在しません。

本物の名前を使ってしまうと即バレするので、ギリギリ誤解させるラインを攻めてるのね

クレディス銀行は、世界的に名高い金融機関であり、何世代にもわたる信頼と安定した運営で、その名を広めてきました。
世界中で顧客を抱えるこの銀行が、ついに一般の方々に向けて画期的な資産還元キャンペーンを実施することが決定しました。

    引用元:https://yonrousan.com/alpha/

    CSDのサーバー・ドメイン情報

    以下、2025年5月19日時点のサーバー・ドメイン情報です。

    ドメインyonrousan.com
    サーバーIP85.131.197.145
    ISPXserver Inc. 
    ドメイン取得日2025年2月18日
    SSL証明書発行元Let’s Encrypt

    3ヶ月前にドメイン取得されたばかり。
    サーバーは、日本の業者です。

    クレディ・スイスは、スイスの「UBS」の子会社ですので、日本のサーバーを使用している時点でおかしな話です。

    特定商取引法の表記

    銀行を名乗っていながら、特商法の表記どころか、連絡先表記すらありません。

    特定商取引法(特商法)とは

    特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
    重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
    特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられているので、特商法の表記がないものには注意が必要です。

    特定商取引法(特商法) クリックで詳細表示

    特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では

    • 販売価格(役務の対価)(送料についても表示が必要)
    • 代金(対価)の支払時期、方法
    • 商品の引渡時期(権利の移転時期、役務の提供時期)
    • 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
    • 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項(売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。)
    • 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
    • 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
    • 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
    • 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
    • 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
    • いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
    • 契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
    • 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件(役務提供条件)があるときは、その内容
    • 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
    • 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス

    などの表記が義務付けらています。

    参照:特定商取引ガイド

    LINEに登録すると何がおきるのか?

    スマートフォン

    セールスページから案内されたLINEの所属国は「タイ」。

    CSD LINE
    CSD LINE

    スイスの銀行なのに「タイ」

    LINEアカウントの「所属地域(国)」は、アカウント作成時に使用された電話番号の国コードによって自動的に決まります。
    つまり、タイの国番号を持つ電話番号でLINE登録を行えば、そのアカウントの地域は「タイ」と表示されます。

    匿名性を確保するために、使い捨ての海外SIM(特にアジア圏)を使っている可能性があります。

    このLINEアカウントは、実際にタイに拠点があるとは限らず、匿名で活動するための手段として海外SIMが使われている可能性が高いと考えられます。

    6億が当選!

    上記LINEから、更に担当を名乗る個人名のLINEへと誘導されますが、こちらのLINEアカウント所属国も「タイ」です。

    早速、以下のようなメッセージが届きます。

    この度は【クレディスイス還元祭】にご参加頂きまして誠にありがとうございます。

    抽選の結果…

    なんと
    2賞6億円になお様がご当選されました!

    参照元:登録したLINEアカウントより

    LINE内では、「クレディス」ではなく「クレディスイス」を語っています。
    それにしても「2賞?」、2等の間違いでしょうか。
    そして、6億って・・・

    このあと、担当者は、振込先の口座情報を聞き出してきます。
    とりあえず、存在しない適当な情報を返信したにも関わらず、確認もなしでスルーされました。

    続いて、届いたメッセージは

    当銀行はスイスプライベートバンクになります。
    海外(日本)口座へ高額送金をするに辺り初回送金の場合には、安全面の都合上で口座登録を行って頂いております。

    つきましては口座登録をするに辺り当選者であるご本人様より口座登録費用として【2000円】の手数料のみ必要となります。

    参照元:登録したLINEアカウントより

    6億を受け取るのに、「2,000円」を請求されました・・・

    支払い方法がビットキャッシュ

    そして、2,000円の支払い方法ですが、「ビットキャッシュ」です。

    ◆お支払い方法
    ・ご請求分【2000円】のビットキャッシュをお求め下さい。
    ・ビットキャッシュ裏面のひらがな16桁のひらがなIDをご確認ください。
    ・そのひらがなIDと当せん受取口座を、当LINEまで記載しご返信ください。

    参照元:登録したLINEアカウントより

    はい、典型的な手口です。
    2,000円を支払っても、6億どころか1円も受け取れませんし、むしろ「カモ」とみなされるだけ。
    何かと理由をつけて、次から次へと支払いを促される可能性があります。

    SDCの総評

    総評

    クレディ・スイスの名を語った偽のキャンペーンですので、信用してはいけません。

    ビットキャッシュやギフトカードなど、換金性の高い電子マネーを使った手口は、以前からあるものです。

    本物の企業や金融機関が、LINEでビットキャッシュなどの電子マネーで支払いを求めてくることはありません。
    「電子マネーで手数料を払えばお金がもらえる」なんて話は、冷静に考えればおかしいと気づけるはずです。

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    この記事を書いた人

    このブログは、管理人による日々の商材観察を記録する観察日記です。
    商材のことを調べていて当ブログにたどり着いた方の参考になれば幸いです。

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