本日、取り上げるのは、FXコピートレード案件「コピトレ道場2.0」です。
優秀なトレーダーの実力を借りて成果を目指せるコピートレード。
果たして「コピトレ道場2.0」は、本当に安定したパフォーマンスを期待できるのでしょうか、その実力を検証していきます。
コピトレ道場2.0 セールスコピー
まずは、セールスページから気になるコピーをいくつか拾ってみます。
引用元：https://copitore-dojo.com/
- 商材探しが止まるFXの聖杯決定版！
- 放置で月利20％の安定した収入の柱も実現可能。
- 確かな実績のコピートレードサービス
- コピトレ道場2.0では、勝ち続けている実績のあるトレーダーと提携しています。
月利20％は非常に高いリターンです。
果たして「安定的に」20％の利益が得られるかは疑わしいところです。
過去の特定期間に限ったパフォーマンスを宣伝しているだけなら、長期的には再現できないことも考えられます。
「勝ち続けている実績のあるトレーダー」についても、長期の取引履歴や、Myfxbookの公開などがなければ、実績が実際に信頼できるかは疑問です。
自信と実績があるなら、堂々と長期のトレード履歴を公開できるはずだよね
コピトレ道場2.0 サーバー・ドメイン情報
以下、2024年12月2日時点のサーバー、ドメイン情報です。
| ドメイン | copitore-dojo.com |
| サーバーIP | 183.181.90.23 |
| ISP | Xserver Inc. |
| ドメイン取得日 | 2024年11月8日 |
| SSL証明書の種類 | Let’s Encrypt |
ドメインが取得されたのは1ヶ月ほど前ですので、リリースされたばかりの商材であることが分かります。
コピトレ道場2.0 特定商取引法の表記
ページ上にも、LINE登録後にも「特定商取引法に基づく表記」の記載はありません。
コピートレードであり、商品やサービスの直接販売ではないため、特商法の表記義務がないという認識なのでしょうが、連絡手段がLINEのみというのは不安を感じます。
また、運営者の素性が一切わからない点も信頼性に欠ける印象です。
有料サービス提供を伴わない場合でも、利用者からの信頼を得るために、連絡手段や運営者情報を公開することで信用度はUPするわけですから。
特定商取引法（特商法）とは
特定商取引法は、消費者トラブルがおこりやすい取引類を対象に、消費者の利益を守るために定められた法律です。
重要事項を表示することを義務付け、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。
特商法の表記があるから絶対安心というわけではありませんが、販売業務を行うにあたっては表記が義務付けられています。
特定商取引法（特商法） クリックで詳細表示
特定商取引法に基づいて、インターネット上の取引では
- 販売価格（役務の対価）（送料についても表示が必要）
- 代金（対価）の支払時期、方法
- 商品の引渡時期（権利の移転時期、役務の提供時期）
- 申込みの期間に関する定めがあるときは、その旨及びその内容
- 契約の申込みの撤回又は解除に関する事項（売買契約に係る返品特約がある場合はその内容を含む。）
- 事業者の氏名（名称）、住所、電話番号
- 事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該事業者の代表者又は通信販売に関する業務の責任者の氏名
- 事業者が外国法人又は外国に住所を有する個人であって、国内に事務所等を有する場合には、その所在場所及び電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 引き渡された商品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合の販売業者の責任についての定めがあるときは、その内容
- いわゆるソフトウェアに関する取引である場合には、そのソフトウェアの動作環境
- 契約を２回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件
- 商品の販売数量の制限等、特別な販売条件（役務提供条件）があるときは、その内容
- 請求によりカタログ等を別途送付する場合、それが有料であるときには、その金額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
などの表記が義務付けらています。
参照：特定商取引ガイド
トレーダー東城隆之について
コピトレ道場2.0のコピートレード元となるトレーダーは「東城 隆之（とうじょう たかゆき）」という専業FXトレーダーです。
引用元：https://copitore-dojo.com/
「東城隆之 FX」で検索をかけてみても、レビューブログがヒットするばかりで、めぼしい情報はヒットしません。
続いて、Xで「東城隆之」と検索してみましたが、FXトレーダーと思しきアカウントは見当たりません。
これでは、東城 隆之の実力や素性を確認することはできません。
ちなみに、上記画像の写真も本人のものではありません。
https://www.google.com/
ご覧のように、多くのサイトで使用されている、素材画像です。
コピトレ道場2.0 のLINEに登録してみた
東城隆之の実績については、公式LINEに登録しないと確認できないとのことですので、公式LINEに登録してみました。
LINE登録後は、サポートLINEの追加を促されます。
さらに、「トレーダー実績と口座開設マニュアル」というPDFを閲覧します。
実績情報が乏しすぎる
提示されているトレーダーの実績ですが、PDFの4ページ目に「11月のトレード履歴」として掲載されている、MT4の履歴画面のキャプチャ3枚のみです。
勝率90％、月利16％、運用資金1000万円とのことですが、正直、1ヶ月の履歴のキャプチャなんか、実績を証明するものとしては弱すぎます。
提供されている画像が加工されている可能性もありますし、MT4は、特定の取引を削除したり非表示にすることが可能です。
また、デモ口座を複数作成し、実際には不可能な高パフォーマンスの履歴を捏造することも容易です。
これじゃ、トレーダーの実力なんて全く判断できないよ
トレーダーの実績を図るには、Myfxbookなどの第三者サービスのデータを見せてもらうのが一番です。
ちなみに、コピトレ道場2.0のLINEに「Myfxbook見せて」と、お願いしても既読スルーされます。
利用する証券会社について
コピトレ道場2.0で利用するFX業者は、以下3社のいずれかとなります。
- HFM
- exness
- vantage trading
海外ブローカーが提供しているコピトレサービスを利用して、東城隆之をフォローするのかと思いきや、3社出てきたということは、ツールを使ったコピートレードのようです。
当たり前ですが、どのブローカーもIB用のリンクを踏んで口座開設を行います。
専用リンクを踏ませることで、業者からの報酬を得るわけだよ
IBは違法なことではないですし、トレーダーが稼げれば、フォロワーとの関係はウィンウィンとなり得ます。
トレーダーが成功すればフォロワーも利益を得やすく、報酬を得るトレーダーも利益を得る形になります。
口座開設後は、VPSサーバーの契約へ進むため、やはりツールを使用したコピトレでした。
コピトレ道場2.0 の口コミ・レビュー
リリースから間もない商材なので、実際に「コピトレ道場2.0」に参加している方の、リアルな口コミなどは見つけられませんでした。
コピトレ道場2.0 の総評
コピー元となる「東城 隆之」の実績に信憑性がありませんので、こちらの商材はオススメしません。
20年の投資歴がある凄腕トレーダーなら、稼いだ証拠をもっと出せるはずです。
直近1ヶ月のMT4の履歴だけでは、実績としては不十分です。
（何ヶ月分でもMT4の取引履歴な時点でナシ）
追加の実績を求めても、それに答えられない時点で、もはやその信頼性に疑問を抱かざるを得ません。
以上、「コピトレ道場2.0 」についてでした。
